First Creation 2007/11/18
Last Update 2007/12/26
Bloody Mary > Column > 2007/11/18 - Sunday

紅葉狩り失敗

またかよ

風邪の子

11/16 - Friday

明け方、違和感で目覚めた。猫のように丸まって寝ていたのだが、起き上がって温度計を見た。時計に付属している温度計である。見ると、室内温度が 16 ℃を切っている。 温度計が 20 ℃を下回るなんて、 600W サーバのせいでアマゾンもかくやという気候を保っている私の部屋にしては珍しいことである。 そんな気温であるにもかかわらず、布団がない。何のつもりか知らないが、ふとんを蹴飛ばし、裸になって寝ていたようだ。

風邪の引き始めによくそうなるように、背骨に鈍い痛みが走った。嫌な予感を覚えつつも、 High-Bed のはしごを降りて落ちたふとんを拾って 2 度寝。ミイラのように行儀よく眠りたいものだ。

起床後、仕事しつつ、ネイチャーメイドのマルチビタミン+ミネラルを赤いザクくらい投与する。朝も昼も夜も 6 錠。ひどく不味い。これならマルチビタミンの方がまだ飲める。

この日、仙台の最低気温は 2.5 ℃、最高気温は 9.5 ℃である。寒いはずだ。

11/17 - Saturday

また風邪を引いた。

どこまで虚弱体質だ。

前回の風邪に比べたら、症状は軽いようだが、頭がぼーっとして熱が出ているようだ。家には体温計がない。 手で触って計ろうとしても、額も手も同じ温度だから平熱としか感じない。だがまあ、熱っぽいのは確かだ。

仙台の最低気温は 1.1 ℃、最高気温は 12.2 ℃である。

11/18 - Sunday

作並に温泉に入りに行った。まだ 11 月であるにもかかわらず、恐ろしいことに雪が降ってきた。 作並は山形県よりの山の中の地域だから、 11 月に雪が降るのもありえない話ではないが、その頃、平野部でも雪が降っていた。 11 月に雪が降ったのは 5 年ぶりのことだそうだ。

温泉の中で、風邪はピークを迎える。

体内で増えまくったウィルスに痛烈な一撃を加えるべく、恒常性維持機能委員会が統合作戦会議を開催。

委員会のメンバーはまず前線の貧弱な守りを指摘。ことの起こりとして宿主の管理能力を批判。無能な政府をひとしきりこき下ろして溜飲を下げる。 一方、激励のつもりか、政府からはビタミン等の補給量が上がっていることに一同とりあえず安堵し、白血球部隊による攻撃で対処できるだろうとの結論に達する。

時は 2007 年 11 月 18 日。被害地域からインターフェロンによる救難信号を受けた委員会は、攻撃目標地点を咽頭付近に設定し、活性酸素の散布を行うことを決定した。 活性酸素は条例によって使用を制限されている殺傷能力の高い殺ウィルス化学兵器である。 大きな戦果を期待できる反面、正常な細胞をも傷つけるので、使用には慎重を期す。 だが、専守防衛の精神によって先制攻撃の権利はいつも向こう側にあり、不利な状況下での戦闘を強いられるため、手段は多少なりとも過激なものとなってしまうのである。

ウィルスは咽頭付近に陣営を張り、増殖していた。 それを確認した後、第一陣として、白血球第一大隊による活性酸素斉射三連。 だが、活性酸素の攻撃を免れたウィルスが血液に乗って勢力の拡大を図った。 委員会は白血球第二大隊、白血球第三大隊の逐次投入を決行。 補給はむしろ過多で、無駄なビタミン C が捨てられていく中、普段から摂取しとけよと思いつつもハイになった白血球マクロファージ部隊は、一騎当千の活躍で次々にウィルスを撃退していく。 そのあおりを食らって宿主は高熱に苦しんでいるが、彼らの知ったことではない。 温泉につかって、湯冷めして、さらに高熱を出していれば世話はないのである。

さらに白血球 T/ヘルパー細胞・ B 細胞連合部隊により、抗体の開発は時間の問題との連絡が入った。 抗体の投入により、ウィルス勢力は致命的な被害を被るだろう。 現状は拮抗しているように見える戦いも、ここ数日が山場であることは明白である。

夕方、適当に紅葉をハンティングしつつ帰宅。

このあたりでは、紅葉狩りをするには緑が邪魔である。やはり、紅葉狩りを楽しむには、鳴子の方まで足をのばさなければならないようだ。

街中でもやはり雪が降っている。精をつけるため、焼肉を食べることにした。 泉区にあるじゃじゃまるに入る。 客の入りはなかなかのもの。いつも盛況らしい。

メニューを見ると 1 品は高めだが、その分量が多い。 知らないで 1 人あたり 3 種類頼んだら、食べきれず。 焼けば持ち帰ってもいいということだったので、次の日の夕食になった。 1 人なら、主食 + 焼き皿 2 品、場合によっては野菜を追加するカンジでで十分だろう。 上カルビは霜降りが好きな人にお勧め。脂身が苦手な私でも美味しいと思えた。私は赤身が好きなので普通のカルビで十分だったが。 タンも、上等なヒレステーキのような外見で、味も上々。ラムと鶏肉も美味しかった。

むろん、頼みすぎたせいで値段も上々になってしまったわけで。

仙台の最低気温は 1.4 ℃、最高気温は 12.3 ℃である。

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