一発試験-仮免 ( 4回目 )
起床〜受付
受付時間
事前調査で、宮城県運転免許センターの仮免の受付時間は 8:30 〜 9:30 の間であることが分かっていたので、7:30 に起きて支度していた。
なお、これは一回目の話で、仮免に落ちて二回目の受験だと 13:00 からの受付で OK である。
私は前回の受験から 6ヶ月以上経って受験票の有効期限が切れてしまっていたので再取得。
実際は自宅から 10分程度の距離にあるので、もうちょっと寝ていられたが、予習も兼ねて早めに起きた。
予習内容
6点確認 ( 発進や切り返し時に行う )
バックミラー、左サイドミラー、左後方目視、バックミラー、右サイドミラー、右後方目視。
ウィンカーを出すとき
バック、サイド、ウィンカーの順で。
車線変更や曲がる直前には
バック、サイド、目視。
なお、右左折の場合、30m 位前にコレを終わらせておく必要があるようだ。でないと減点対象になるらしい。
私の場合も、去年もそう言われた気がする。しかし、30m 手前でウィンカーを出すというケースも当然あり、それだとバック、サイド、目視は、ほとんど右左折の直前になってしまうのではなかろうか。右左折する際は左右の確認もしなければならないこともあり、どれが正しいかは判断がつきかねる。
従って私は 5m 手前までにコレを終わらせるように決めて脳内シミュレーションをした。
左折
- 30m 手前で、バック、サイド、ウィンカー
- 70cm ほど寄る ( 最大 1m まで。それ以上は減点対象 )
- 10m 手前で、バック、サイド、目視
- ポンピング・ブレーキ
- 右方向に車が来ないかを軽く確認しつつ、左旋回
- さらに、縁石の対角線上 ( 上方向 ) に背もたれが来たときにハンドルを 1回転分戻す
- 縁石の対角線上を後部が通過した時点でハンドルを全部戻す
- まず、縁石の対角線上 ( 右方向 ) に背もたれが来たときに、左いっぱいにハンドルを切る
左旋回イメージ図

受付
9時ジャストに免許センターに到着。
受付場所が分からない。空いている適当な窓口で聞いたら、ずーーっと左奥のほう、17番、18番窓口とのこと。
窓口に行ってみると、みんななにやら用紙を持っている。どこかに用紙があるのかと見回すが、そんなものはどこにもない。たぶん、自動車学校からの卒業者とか、仮免二回目以降の人たちなのだろう。
受付の順番が回ってきて、「自動二輪免許ありで、学科免除、仮免技能試験の受付お願いします。後、大型自動二輪の事前審査も」と言ったらおばちゃんは考え込んでしまった。
しばらく仲間と相談しあっていると、だんだん私の並んだ列が賑わってきた。無言のプレッシャーに耐える私。
オレのせいじゃないからな?
見かねた見回りのおっちゃんが来て一時退去させられた。そのまま 43番窓口に連れて行かれ、窓口の人に、何を取得すればいいのか確認してくれた。そしてまた列の最後尾から並びなおす羽目に。なんでやねん。
さっきのおばちゃんに「仮免のやつ」と言ってもまだ通じず、「4400円のやつ」と言ったらようやく通じた。おい。
4400円を払って「仮運転免許申請書」と「受験票」をもらってきた。
受付のおばちゃんも、仕事なんだからその程度のことは知っておいて欲しいものだが、去り際におばちゃんが「ごめんね」と誤ったので、それなりに納得する私。
そうだ。礼儀とはこの程度でいいのだ。中にはこの程度の礼儀も守れず、喧嘩を売ってるとしか思えない対応をするやつもいるから注意が必要だ。
世間が求めているものは、感情よりも礼儀 ( by たぶんゲーテ )
受験票は窓口の横においてあるので、ミスしたらまた持ってくることができる。仮運転免許申請書は、収入印紙とか貼ってあるのでミスっても取り替えてくれない。二重線を引いて修正すること。
なお、仮運転免許申請書に写真を貼ってはいけない。なぜなら、落ちたらその申請書は破棄されるからだ。写真もゴミ箱行きになる。写真を貼るのは受験票である。
写真のサイズは 3.0 × 2.4cm。持参したカラー写真は免許証用の 3.5 × 2.8cm。サイズが合わないというのは誤算だった。
しかし、切り抜きする道具がある。今度は免許センターの、正面から入ってずーっと右奥 ( 今度は逆方向 ) の証明写真機の前に置いてある、写真切り抜き機を使ってトリミングする。使い方はいたって簡単。四角い穴があるから、写真の構成がいい感じになるようにポジションを調整し、あとは押し上げるだけ。ちょうどいいサイズに切り取ってくれる。
仮運転免許申請書の記入部分で、電算登録番号、教習所コードというのは、記入しなくてもいい。電算登録番号は、視力検査の後に貼ってくれるシールに書かれてある。検査後にそれを記入する。
受験
13:00 に 43番 ( 技能試験受付 ) 窓口で受付した。私一人だけだった。
「技能試験待合室 ( だったかな? ) に行って下さい」と言われ、2F に上がってマークシートに生年月日等を記入。受験生は 4人だった。私以外に受付した人間はいなかったのに、何故だろう。
隣の部屋で簡単に説明を受け、あとは呼ばれるまで待機。初回の受験だったため、最初に運転しなくてもいい様に、番号が 1番でも後回しにしてくれた。
結果は不合格。原因を以下に示そう。
| 注意点 |
対処法 |
| 確認が遅い |
- サイドを省略し、バック、ウィンカー
- 後方目視までを 10m 手前に終わらせる
|
| ふらつく |
- ハンドルは力をいれずに持つ
- ハンドルの復元力を利用し、車線と平行になったらもういじらない
|
宮城県運転免許センターは、くどい安全確認よりも、円滑性を求めている節がある。
最初に試験官が見本を見せてコースを回るわけだが、バックミラーの後にウィンカーを出して、そのまま進行方向みながら曲がってたように見えたが、実際の採点基準が知りたいところだ。
まとめ
免許失効した某上司に捧げる。ただし、完璧にこの通りにやっても受かるかどうかは書いてて自信が無い。
乗車前 ( 必要あるかどうかは疑問。今日は苦笑しつつやってみた )
- 試験官に挨拶「よろしくお願いします」
- 車の後部を、体をかがめて車の下や後ろに障害物などがないかを確認する
- その後、時計回りに車の左側を回り、前部の下を確認する
- 通行車両に極力自分の背中を見せないように行動すること
乗車
- 車の前部から、右 ( 後方確認 )、左、右を見て車が近くにいないかどうかを確認。
- 時計回りにドアへ
- 後方確認
- ドアを開けてすばやく乗り込む
- ドアを 10cm 手前でいったん止める
- 隙間から車を確認しつつ ( 一瞬 ) すぐ閉める
発信前の手続き
- ドアロック
- 前後にシート調整、リクライニング
- 左サイドミラーを顔を動かして目視、ハンドルを握ったままルームミラーを左手で調整、右サイドを目視
- シートベルト
- ギアがパーキングになっていることを確認、サイドブレーキがかかっていることを確認
- ブレーキ踏む、「エンジンかけます」、キー、エンジン始動
- 「準備できました」、「じゃあ発信して」、D に入れる、サイド外す ( ブレーキは踏んだまま )
- 6点確認、右ウィンカー
- すばやく、右後方目視し、「出発します」
- 前を向いてから、、ブレーキ離して発信
慣らし走行
- 最初の合流地点の 10m くらい前で、バック、右ウィンカー
- 徐行しつつ、合流地点で右、左、右
- 発着点の周囲を一周し、スタート地点に戻る
再スタート
- バック・ミラー、右ウィンカー
- 「発信します」
- 右後方目視して、前を見てから発進
- 前に車がある場合、1m 以上距離をあけて通過
外周への合流地点
- 合流地点まではゆっくり
- 合流地点の 30m 手前でバック、左ウィンカー ( 高速道路じゃなく一般車線扱いなので左ウィンカーらしい。右ウィンカーでも減点にはならない )
- 10m 手前までにバック、左サイド、左後方目視を終了
- 5m 手前までに右方向の車を確認、合流
- 合流後、キープレフト、50km/h オーバーまでテキパキ加速 ( 制限速度 50km/h かと思って 48km/h で止めておいたら減点された。ちくしょう。コースに速度標識が無いのがおかしい。外回りは 55km/h くらいが妥当と思われる。一方内回りは 30km/h くらいまで加速しないと円滑性で減点対象となっている )
- 外周走行中にバックミラーを 2回ほど確認する ( 減点対象 )
外周のカーブ
- バックミラー
- ポンピング・ブレーキ ( トン、トン、ギュー。一回一回ブレーキから足を離す )
- スピード落として曲がる
- カーブを抜けたらテキパキ加速 ( 短い直線なので 40km/h も出せばいいだろう )
右折 ( 右折専用車線 )
- バック、右ウインカー
- 3秒数える
- バック、サイド、目視
- 車線変更して右折専用車線へ
- 5m 手前で対向車、右方向確認し、右折
信号のある交差点を右折
- 30m 手前で、バック、ウィンカー
- 対向車線に 50cm ほど寄る ( 対向車線に寄った後に 3点確認は脇見運転で減点対象らしい )
- ポンピングブレーキ
- 5m 手前で対向車、右側の歩行者確認
- 徐行しつつ、ぎりぎりまでまっすぐ、直角に右折 ( 右大回り )
- キープレフトですぐ加速
車線変更ありの信号右折
- 車線変更の 3秒前に、バック、ウィンカー
- 3秒数えてから、バック、サイド、目視
- 車線変更したら、対向車線に 50cm まで寄る ( 右折用車線がある場合、右の車線をすっとばしても OK らしい )
- ポンピングブレーキ
- 5m 手前で対向車、右側歩行者確認
- 徐行しつつ、ぎりぎりまでまっすぐ、直角に右折 ( 右大回り )
- キープレフトですぐ加速
左折
- 70cm ほど寄る ( 最大 1m まで。それ以上は減点対象 )
- 30m 手前で、バック、ウィンカー
- 10m 手前で、バック、サイド、目視
- ポンピング・ブレーキ
- 5m 手前で右方向に車が来ないかを軽く確認しつつ、左旋回
S字とクランク
- 侵入時の左折に注意
- 今日は 1回ずつバックしてしまった。S字 ( クランク ) で 4回切り替えすると危険行為とみなされ即中止
- 車体の前部右側の部分がポールにすらないイメージで回れば、脱輪しない。はず。
見通しの悪い交差点
- 壁の手前で一時停止
- 身を乗り出して、右、左、右
- ゆ〜っくり、鼻面を出す
- 右、左、右 ( 車が来ていたらいったん停止し、もう一回右、左、右 )
- 徐行しつつすばやく通過 ( どっちなんだ )
踏み切り
- 一時停止
- 窓を開けて音を確認する
- 4秒数える
- すぐ閉める ( 窓を閉めたまま発進すると、閉めるタイミングに困る )
- 念のためバックミラーいっとくか? ( 踏み切り前はスピードが肝心なので、しなくてもいいような気がする )
- 右、左、右で電車確認
- 即発信
右折後の坂道
- 坂道頂上付近にあるポールの手前で一時停止
- サイドは引かず、ブレーキを踏み込んで完全に停止すること ( 発着場ではないので、ポールは越えても OK )
- その際、ギアを L にしとこうか? ( 未確認。今日は D のまま行ってしまった・・・ )
- ブレーキを離し、即アクセル ON ( AT なら下がりはしない )
- 頂上を越えたら 2nd
- 右折のためのウィンカー
- 右方向優先のため、一時停止、右、左、右の確認
- すばやく右折
障害物
- バック、右ウィンカー
- 3秒後に、バック、サイド、右後方目視、車線を右に寄せる
- 障害物と 1m 以上離れて通過 ( 隣の車線にまたがるカンジ。隣車線に車線変更しない方がいいと思われる )
- 障害物に平行したら、すぐバック、ウィンカー ( 本来はここで徐行するはずだが、速度落としたら「どうした?」と質問された。こっちが「どうした?」だよ ) 。速度は徐行よりは速いほうがいいらしい。アクセルを踏まずにエンブレを効かせよう
- 3秒後に、バック、サイド、目視、車線を戻す
- コースのパターン的に、このすぐ後に右左折 ( どっちか ) する
発着地点に戻る
- キープレフトっぽく
- バック、左ウインカー
- 3秒数える
- ポンピング・ブレーキ ( 外周からなので、なるべく急速に減速する )
- バック、サイド、左後方を目視で巻き込み確認
- 左折して発着地点に合流
- 試験官が何番に停車させるかを指示する
- スピードを落としてゆっくりポジションに接近
- 停車 ( 路肩に平行で 30cm 以内、停車線から 30cm 以内 )
降車
- ブレーキを踏んだまま、サイドブレーキ
- エンジン止める
- ギアを P に入れる、ブレーキ放す
- シートベルトを外す、「試験官に終わった旨を伝える」
- ロックを解除、降車のため左後方を目視、10センチくらいゆっくりドアを開ける、
- 隙間から後方確認、素早く降りる
- 降りたらそのまま右方向、車の後側、時計回りで歩道に向かう、試験官に終了した旨を伝える
大型自動二輪の事前審査
14:30 から受付で、受験票をあらかじめ用意しつつ車庫前に集合。
八の字の取り回しと、転倒状態からのバイク起こしができれば合格。バイクがやたら重いのでセンタースタンドから下ろすのが難しかった。コツを知っていれば逆は簡単。
他は特筆すべきこともなく、説明を受けて事前審査は終了。
本日二回目の視力検査にうんざり。 ( 自動二輪の受験票は、普通仮免とは異なるものを用意しなければならない。同じ受験票は使えない )
練習
とりあえずバイクに乗りながらイメージトレーニングに励むことになる。来週またチャレンジだ。 |