2011年3月19日(土) 13:10:02 @ Charlie

東日本大地震と偽キャンプ生活

Category : 戯言

東日本大地震

2011/03/11 Fri. 14:46 頃

その日は昼過ぎに、重要度の高い会議が予定されていた。 13時から始まるそれのせいで、休憩が取れなかった私は、会議が進むにつれ、早めに昼を食べておくべきだったかと後悔していた。

そんな時に地震が来た。

先日から揺れを体験していた宮城県人は、またかと思っただろう。私もその一人だ。

そろそろ終わるかと思った揺れは、直にものすごい振幅となって、会議室を揺らし始めた。少なくとも震度 5 以上というのが瞬時に分かるくらいの揺れだった。もちろん、会議どころではなくなった。色々なものが落ち始めた。机から電話が落ちるなんて可愛いものだ。壁にがっちり固定していた壁掛け時計が落ちて、その重みで配線を引きちぎりそうになっていたのを見た時には驚いた。

私は揺れが大きくなると、通路側のホワイトボードが倒れそうになっていたので、一人で支えていた。他の人たちは机の下にもぐっていた。普段地震があっても机でパソコンやってるような人々でさえ、だ。 7:3 くらいの割合で机に潜っている。

何度目かの揺れが収まり、電源はすべて非常電源に切り替わった。業務がストップするほどの大きな地震だったが、幸い怪我人はいなかった。家族もちの同僚に「今から休憩行って来ます。今日は残業しないで早く帰ってくださいよ」と言って外に出た。

部屋の様子を見てこよう。

帰宅風景は、たまにブロック塀が崩れている他は、日常とさほど変わらなかった。マンションのエレベーターが止まっていてので、階段を上がっていると、隣家のベランダが落ちていて、部屋が野ざらしになっていた。

玄関を開けたところ、棚の上に置いていた釣りケースやスペアタイヤが転がり落ちて、扉の開閉を邪魔していた。

電気はつかなかった。ブレーカーは落ちていないので、停電だろう。通勤路は車通りの少ない道で、信号がないので気づかなかった。

玄関と廊下に散乱しているものを踏み越えて、キッチンを開けるとうんざりする光景が広がっていた。

安定されている場所に置いていたはずの少し大きめの電子レンジ、電子ジャー、そしてカウンターキッチンの上に置いた、何もかもが落ちていた。

いや、そういうのは別にいいのである。たとえ食器棚から落ちたクリスタルのグラスが割れていたとしても我慢できる。我慢できないのは、珍しく昨日出汁から取った味噌汁やら、廃油を入れるオイルポットやらがフローリングにぶちまけられている事だ。

おいおい、何てことしてくれるんだよ。誰が片付けると思ってるんだ?

眉をひそめていると、いつも猫用ホットカーペットで惰眠をむさぼっているはずの猫がいない。

飼い猫のソマリ

名前を呼んでも、返事もしない。ちなみに我が家では、遊んであげる時とご飯をあげる時は、名前を呼ぶことにしているので、呼べば 5 割くらいは反応してくれる。

廊下に戻って、物が倒れて言葉通りに足の踏み場もなくなっている部屋の中に向かって呼びかけたら、出てきた。普段は出迎えたり、だみ声で鳴いてくれるのだが、一言もない。よほどびっくりしたものと見える。

猫が無事だと分かったので、一通り見回ることにした。

しかし、まだ夕暮れ前で、外は明るいというのに、部屋の中は薄暗い。場所によっては暗くて見えない。ヘッドランプが玄関前に転がり出ていたので、早速使うことにした。

ベランダに出てみると、中身がいっぱいに詰まった灯油缶が倒れ、灯油がこぼれていた。すぐさま起こしたが、 3 リットルくらいは流れたと思う。蓋の内側にはパッキンを詰めていたのだが、さすがに効かなかったようだ。

散らかったのをすぐに片付けるのは無理なので、とりあえず玄関からベランダまでの動線を片付けておいた。時間がないので、飛散した味噌汁は軽く拭くくらいしかできない。そう、この時点ではまだ水は出ていた。

ご飯どころではないが、最近スモークにはまっているお陰で作り置いていた、燻製卵と燻製ソーセージをつまみ、バドワイザー飲みてぇとか思ってしまう。後片付けのことを考えたら、現実逃避してもしょうがないと思う。

こんな事態なので、銃刀法違反にあたるが LETHERMAN の JUICE CS4 と携帯電話、財布、スペアキー、ヘッドランプとタバコも吸わないのに持っている ZIPPO ライターを身につけ、会社に戻ることにした。

LETHERMAN JUICE CS4

LETHERMAN JUICE CS4

※ サバイバル生活で必要なのは、ナイフと火と明かりだから。

16時頃、何もかもが中途半端な状態で会社に着くと、帰宅してもいいことになっていた。なんだそりゃ、と思ったが、津波の被害がすごいことになっているらしい。テレビのニュースで、瓦礫と炎上したオイルが、一見するとゆっくり広がっていく様子が映し出されていた。速度はなくても質量が膨大なため、飲み込まれた家やタンクローリーがあっさりと押し流されていく。思っていた以上に非常事態だった。

塩釜に家を持つ同僚は、すぐに帰ることにしたらしい。自転車を貸そうかと言ったのだが、持ってくることを考えたら歩いて行く方がいい、ということで、何十km もの道のりを徒歩で帰っていった。

私も定時であがった。

3/11 Fri. – 偽キャンプ生活 1 日目

停電のため、何が困るかというと、第一に明かりである。さらに、季節は冬だ。停電のため石油ファンヒーターは使えない。そして、ガスも止まっている。暖の確保も必要だ。

手持ちの道具を考察。充電済みの ENELOOP が単3、単4 ともに 8 本ほど。ヘッドランプや電池式のランタンの残量は 7 割といったところだろう。 2 ~ 3 日過ごす分には十分である。ただし、何日も続くと再充電できる環境がないと厳しい。幸い、会社は電気が来ているので、いざとなったら充電させてもらうことにして、ヘッドランプの明かりを頼りに、キャンプ用コンテナを探ってみる。

コールマンの North Star 2500 (だったかな?) と 500g のガス缶を引っ張り出してくる。

Coleman North Star 2500

Coleman North Star 2500

これは 200W 相当の明るさを持つガスランタンだ。 200W と言われてもピンと来ないだろうが 60W の電球をまともに見ると目がくらむことから考えれば、かなり強力な光源となることが分かってもらえるだろう。

実際にキャンプ場で最大で使った日には、明るすぎて顰蹙を買いそうなほどである。夜の目印にはちょうどいいが。ただし、ガスの使用量もかなりのものとなる。 500g を 1 日で使ってしまいそうな勢い。最大光量 で 6 時間くらいしか持たないんじゃないかな、たぶん。

さらにガスバーナーの Zippo ZI-999 にも参戦してもらった。

Zippo Zi-999 WPS

Zippo Zi-999 WPS

これも North Star と同じく、 T 型のガス缶で使用できる。

在庫としては T 型のガス缶も、カセットボンベもいくつかの予備がある。一人暮らし、もしくは普通の一般家庭に比べても多い方だろう。これもキャンパーだったお陰か。

そしてここが重要なポイントだが、私は自己責任の下、カセットボンベのガスを、キャンプ用 T 型ガス缶に詰め替えて使っている。詰め替え自体は、特殊なアイテムがあれば、冷凍庫で 10 分ほど冷やしておいた T 型に上からガスを詰め込むだけで、難しいことはない。問題は、カセットボンベを 100% 使い切れないことだ。

このような事態だから、 1g も余すことなく熱に変換してあげたい。というわけで、ガスバーナー、ガスランタンを T 型のものに変えてからお蔵入りとなっていた UNIFLAME の US-600 が何年かぶりかで復帰。

UNIFLAME US-600

UNIFLAME US-600

US-600 はカセットボンベを使うタイプのシングルバーナーである。熱源も 2 つに増えて、料理には事欠かない。

次に用意したのは寝袋だ。雪山登山用に購入した mont-bell U.L.スーパーストレッチダウンハガー#0 があれば、たいていの寒さは何てことない。

mont-bell U.L.スーパーストレッチダウンハガー#0

mont-bell U.L.スーパーストレッチダウンハガー#0

まして、去年購入し、半生のうちで最も活躍したと言っても過言ではない mont-bell の U.L.ダウンインナージャケットがあれば、怖いものなどない。

mont-bell U.L.ダウンインナージャケット

mont-bell U.L.ダウンインナージャケット

あとは飲み水の確保ということで、ナルゲンの 1 リットルボトルやワインの空瓶、梅酒用のでかい瓶に浄水した水を詰めておく。なるべく空気が入らないくらい、いっぱいに詰めると腐りにくくなるらしい。まあ、冬だし、何ヶ月も保存するわけではないからそこまでギリギリに入れなくても大丈夫だ。

ちなみに、今年は岩手山ワインのエーデルワインにはまっている。特に私のお気に入りは、月のセレナーデ白で、普段酒なんか飲めねーよ、といってる人でも美味しく飲むことが出来ると思う。なんせ激甘だし。

最後に食料。当日は気力が尽きたため、スモークした卵とウィンナーとバドワイザーで晩餐となった。最期の晩餐にならぬよう、と願いながら。

3/12 Sat. – 部屋の掃除&偽キャンプ生活 2 日目

そういえば、私は携帯ラジオを持っていたはずだが、去年の秋頃から見かけていない気がする。男鹿半島の旅行の時はあったのだが。すがわらさちこさんにあんなこと言っちゃったせいだろうか。すいません、久々の旅行でテンション上がって調子こいてました。

そして水が出なくなった。水が出ると思って安心して部屋を雑巾がけとかしていたのだが、貯水槽の水を使い切ってしまったらしい。水道管そのものが断水しているのか、電気がないから汲めないだけなのかは不明。

普段より綺麗になったキッチンを見ながら、最初に風呂掃除して水を貯めておけばと思ったが、後の祭り。

トイレどうやって流すよ。

3/13 Sun. – まさかの出勤&偽キャンプ生活 3 日目

部屋を片付けていたら、扉がコンコココンコン、コンと鳴った。チャイムあるのに。こんなことするのはあの上司しかいない。開けたらそうだった。

2011.11.01 に気づいたのだが、電気が通ってないからチャイムは鳴らないんだなwww

朝から 15 時くらいまで安否確認とかに付き合わされた。緊急連絡先がその上司一人になっている上に、他の人たちは手伝ってくれなさそう、ということで、テンパっているw

確かに、何十人といるスタッフを一人で確認しろってのもひどい話だ。第一、連絡自体取りたくても取れない人がいるし。

お昼に近くの中華料理屋で焼きそばと水餃子を購入。お金を出そうとしたら上司に止められ、結局おごってもらった。いいのになあ。

帰り際、車で送っていったら、マヨネーズ容器に入っているプリンをくれた。なんだこりゃ。ちゅーちゅー吸ったらプリンの味がした。思いの他濃くてむせそうになったが、コツが分かれば楽しめる。というか、美味しい。傍から見たらよっぽどマヨラーだが。

22時頃だったと思うが、電力が回復。同時に水も出るようになった。

トイレ使えるようになった。良かった。本当に良かった。

安心したら頭がかゆくなってきたので、この寒い中水で頭と体を洗った。腹筋と腕立てとスクワットをやって、体を温めてから入ったのだが、超寒い。そりゃ、水の温度が 5 ℃くらいしかないんだから、寒くないほうがおかしい。今度からはいったんポリタンクに水を汲み置いて、部屋の温度まで温めておくことにしよう。

さっぱりした上に、ベッドで寝れるとあって、幸せだ。

3/14 Mon. – 出勤&偽キャンプ生活 4 日目

普通に出勤して、安否確認などを行う。最高気温 18 ℃くらいの暖かさ。明日からまた冷え込むらしいので、温水シャワーを浴びるとしたら今日だな。

食料は缶詰があるが、あくまで非常食と割り切って、冷蔵庫の中のものを片付けている。山形の産地直売所で買ったりんごが 6 個にラフランスっぽい梨 ( ラフランスかもしれない ) が 2 個あるので、まだ何とかなるだろう。キャベツ 1 個、白菜 1/4 に、卵が半ダースあるのも幸いだった。おかずが足りなければ、出汁用の煮干とかかつお節をおかずにすればいいんだし。

腹は減るが、栄養失調になるわけじゃない。たまに我慢するくらいどうってことはない。最悪 1 ヶ月は水だけで生きられるはず、と思っておけば、並んでまで買いだめする気にもなれない。

そこまでしたって死ぬときは死ぬものだ。

とりあえず米はあるので、 5 合炊いて、タッパーに保存しておくことにする。

1 日 1 食の生活が続いていたが、 2 食にできそうだ。

寝る前に、腹筋と腕立てとスクワットをやって体を温め、ぬるま水を浴びてベッドに入った。

3/15 Tue. – 出勤&偽キャンプ生活 5 日目

昨日より 10 ℃くらい下がって、最高気温 5 ℃程度。雨が降っているので、屋外で避難生活をしている人にとっては厳しい 1 日だ。

しかも、福島原発が放射能漏れを起こしているため、仙台でもちょっと危惧されている。どっちかといえば、石油コンビナートが燃えているので、そっちの化学物質の方が危険らしいが。

風呂に入らない日はベッドに入らない、という私的ルールがある。というわけで寝袋使用。

3/16 Wed. – 出勤&偽キャンプ生活 6 日目

午前中に仕事を終わらせ、午後は帰れる人は帰ってもいいことになった。やることはないので帰った。

また寝袋で寝た。

3/17 Thu. – 出勤&偽キャンプ生活 7 日目

ようやく会社が休みになったので、部屋の片付けをしていた。重いものを移動させたせいで腰が痛い。

腹筋とかやる気力もなく、寝袋。

3/18 Fri. – 偽キャンプ生活 8 日目

ものすごく腰が痛くなってきた。骨とかではなく、腰のどこかにある筋をやってしまった感がある。あるひねり方をすると激痛が走る。そうっと動く分には大丈夫なので、貴婦人のように優雅に動くことにしよう。

そして頭がかゆくなってきた。風呂に入らなくていい時間は 48 時間くらいが限界だと思う。朝から水浴びなのだが、腰が痛くて体を温められない上に、寒い。そこで、脱衣所にファンヒーターを置いて、扉を開けっ放しで頭を洗うことにした。寒いことは寒いが、日の光で暖めた水と、ヒーターで温まっている風呂場のお陰で、それなりに快適である。

節水に協力したいと思いつつ、たまに 10 リットルの水浴びするくらいは勘弁してもらいたい。

そして、節電したいと思いつつ、ドライヤーを使う私を許して欲しい。だって、こんな時に風邪を引いたら、本当に命取りになりそうじゃないか。というわけで、完全に髪を乾かしてしまう。最近床屋に行ってないものだから、髪が長くなって、なかなか乾かない。

冷蔵庫のおかずがほぼ底をついてしまった。まあ、りんご 3 個にラフランス 1 個、キャベツと白菜が手付かずで残っているから、栄養価に関しては大丈夫そうだが、たんぱく質がないなあ。煮干でも食べるか?

そういえば、大根 1/2 を発見した。大根と白菜、油揚げの味噌汁でも作るか。 1 週間前に作った味噌汁はフローリングに飲ませてしまったしな。

こんなこともあろうかと ( ピンチのときに 1 度は言ってみたい台詞 )、昨日から頭とはらわたを除いた煮干を水に浸して出汁を取っているのだ。

昼過ぎ、篭りっぱなしというのもアレなので、チャリでそこらへんを見回ってくることにした。

通りかかった小さな飲み屋さんで、 17 時から弁当を発売するらしい。時刻は 16:53 。なんてナイスタイミング。 5 人くらいしか並んでいなかったので、並ぶことにした。ありがとうと言って弁当とチキンのから揚げを 2 個買い、帰宅。

そういえば、地震以降、初めてお金を使ったなぁ。 4 時間並んだ挙句に買えないなんて馬鹿らしいので並ぶくらいなら食わないと言っていた私だが、このくらいなら並んでもいいと思った。最高 10 人までだな。

ちなみにこのお弁当は、ご飯たっぷり、おかずも 7 ~ 8 点もあるボリュームたっぷりで、なんとキンメダイっぽい魚が入っていた! 久しぶりに食事らしい食事をした。というか、キンメダイなんて食べたことがないんだが。

そしてチキンのから揚げとバドワイザーで晩酌まで。なんて贅沢なんだ。まあ、酒だけは飲みきれないほどある我が家だが、私がそのまま飲めるお酒は、 1 週間前に購入していたこのバドワイザーだけだ。というわけで、贅沢はこのとき限りとなるだろう。

明日の弁当を食べた後は、また節約に走らないと。

3/19 Sat. – 偽キャンプ生活 9 日目

ダウンしていたサーバーを復活させた。 WEB はどうでもいいが、メールが使えないのが痛いのだ。

サーバを起動させたところ、ネットワークに不具合があった。再起動したり、再設定したりして、ようやく NIC カードに原因があることを突き止めた。おいおい、なんで MAC アドレスが FF:FF:FF:FF:FF:FF になってんだよw

どこかチップいかれたのか?

とりあえず、前のサーバに入っていた Giga bit Ethernet カードと入れ替え、何とか稼動させることができた。疲れた。

ついでに WordPress を更新するか。

昨日買ったお弁当を、ありがたくいただきながら。

被災者の方々にできることは、募金とマンワパーくらいしかありませんが、余力分くらいはなるべく協力しようと思います。亡くなった方々にご冥福を。

2011年3月3日(木) 23:00:16 @ Charlie

ダッチオーブンでスモーク

ダッチオーブンで熱燻

Wild-1 の千円商品券の使用期限が 2 月末で切れるため、スモークチップを購入してきた。とりあえず、無難なヒッコリー × 2 に、桜チップ × 1 で \1,300 くらいである。

今回燻すのはロシア産超辛口の鮭 2 切れ、生食用の鯨、オーストラリア牛ももブロックの 3 点。いずれも 500円以上の (私にとってはかなりの) 高額食品である。鯨・牛はともかく、鮭が何でそんなに高いのか理解に苦しむ。

さて、肝心のスモークだが、あらかじめ食材に塩を振っておく必要があるらしい。というわけで、塩を振る必要のない超辛口を選んだわけだ。これですぐにでも燻せる。

鮭スモーク前

鮭スモーク前

鮭を軽く乾燥させている間に、ダッチオーブンにアルミを敷き詰め、プレヒートする。

ついでに蓋もプレヒートしておく。火を止め、ヒッコリーのチップをアルミホイールの上に敷き詰める。金網の足が低いので、アルミホイールを丸めて四隅に配置し、その上に金網を置いた。なるべく熱源から離し、火が通り過ぎるのを防ぐ作戦だ。

金網の上には 2 切れの鮭。蓋をして、弱火で 1 時間ほど燻してみた。ときおり蓋を持ち上げ、チップの焦げ付きを確認しつつ、水蒸気を飛ばす。

1 時間後、思惑は外れ、鮭にはしっかり火が通っていた。見た目はただの焼き魚である。香りは思ったほどでもない。最初だから燻し加減が分からなかったのだ。

鮭のスモーク

鮭のスモーク

ラップに包んで、一晩冷ます。

食べてみた。うん、塩辛い。これぞ超辛口。スーパーソルトオーバーフローサーモン ( 塩があふれる的なニュアンス ) の名を冠するに相応しい。って高血圧で死んじゃうだろ。 1 切れの半分でご飯一膳いった。味は薫る焼き魚といったところ。

鯨・牛
鯨スモーク前

鯨スモーク前

次に、鯨肉を塩で揉み、乾かしておいた鯨を同じように燻してみる。今度こそ熱が上がりすぎないよう温度に気をつけて、弱火で 1 時間ほど燻して完成。鮭よりも香りが乗ったようだが、まだ弱い気がする。

一晩冷ます。

お次は牛肉。塩で(略

牛肉ももブロックは保有水分量が多く、中まで火が通りにくいと予想される。ときおり蓋を開けて煙の様子を見つつ、蒸気を逃がしてやる。煙が立っていなかったら強火にして、上がり始めたら弱火に戻す。 3 時間ほど燻しただろうか。

一晩(略

牛と鯨のスモーク

牛と鯨のスモーク

右が鯨で左が牛。

鯨スモークは、表面に油が固形化していた。燻されたときに出た油が表面で固まったのだろう。サラミみたいでこれもまた良し。味は、鯨。紛うことなき鯨。これは美味い

牛スモークの味は、ローストビーフのような、ビーフジャーキーのような、中間的な味。これもまた、美味い。手間はかかるが、ビーフジャーキーの単価に比べればかなりのお得感がある。

ことのほか燻製が気に入ってしまった私は、調子に乗って鯛の切り身を買ってきた。

どうにも燻しが足りない気がするので、燻製法を良く考えてみる。燻しが足りないと思ったのは、食材に火が通った以上の変化が少ないからだ。モア・スモーク。もっと煙を。

試しに Google 先生で検索してみると、燻された魚は、黄金色に輝いている。まあ、ダッチオーブンは熱燻という方法なので、そういう色がでないのかもしれないが。

燻製法

燻煙法 詳細
熱燻 80度以上の高温の煙で 1 時間ほど燻す。
食材は加熱調理される。
温燻 30 ~ 60度の煙で数時間~ 1 日ほど燻す。
一般的な燻製法で、保存性も高い。
ベーコン、スモークジャーキー等がある。
冷燻 15 ~ 30度の煙で 1 ~ 4 週間ほど燻す。
生ハム、スモークサーモン等。

by Wiki

ではどうするか。食材に長い時間煙を当てつつ、ダッチオーブン内の温度が上がり過ぎないようにしたい。ダッチオーブンは、その性質上、密閉空間を高速振動している水分子が飛び交うことになる。これが食材に火を通しすぎる原因だ。だからといって蓋をしないと部屋の中が煙でものすごいことに。できれば、ダッチオーブンと蓋の間に、ダンボールを挟んでおきたいところだ。ダンボールが余計な水分を飛ばしてくれそうだし。ということは、巷で言われるように、ダンボールでスモーカー作ればいいんじゃ……

ま、まあ、それはちょっと保留。とりあえず、手軽な感じで試したい。

おもむろにアルミを敷いたダッチオーブンをプレヒート。丸めたアルミで高さを増した金網をセット、スモークチップを散らし、強火で熱し続ける。このとき、蓋も軽くプレヒートしておく。ちなみに蓋を熱しておくのは、燻しているときに蓋に付着する水蒸気を飛ばすためだ。冷たいままで蓋を使うと、タール分たっぷりの水滴が、食材に降り注ぐことになる。まあ、蓋はフライパン代わりに使えるよう、真ん中が若干へんこんでいる (蓋した場合は盛り上がっている、というのかな) ので、うまくすれば食材の外側に滴り落ちてくれるかもしれないが。

アルミを敷いているので、強火で 5 分くらい熱し続けないとなかなか煙が立たない。アルミの凹凸が空気の層を含んで、断熱しているせいだろう。アルミを使わなければ、オーブンの熱も上がり過ぎずに燻せそうなのだが。かと言って直にチップを敷くのは、ダッチオーブンのメンテのことを考えると厳しいものがある。まあ、そのうち、試してみよう。

煙が立ってきたら火を止め、食材を金網の上に乗せる。蓋をして 10 分程度待つ。最初は水分を飛ばしたいので蓋を開ける間隔を短くした。

蓋を開けてみて、蒸気と煙の具合を確認する。 10 分もすれば煙は立っていないと思うので、蓋を開けたまま強火で加熱。また煙が立ってきたら、火を止め、蓋をして 20 分程度待つ。これを数回繰り返す。

鯛スモーク

鯛スモーク

えーと、かつお節かな?

これは ( 煙が ) 凄い乗ったな。思いの他スモーキー。粗熱と一緒に不安な感情を一晩冷ましてみる。

次の日。うん、タールっぽい。食えなくはないが、牛・鯨のような美味さが感じられない。

ダッチオーブンで魚の燻製を作る場合は、熱燻で短時間スモークがいいかもしれない。

2011年3月2日(水) 23:11:13 @ Charlie

さらば Counterize II

Category : Counterize2

先日、 Counterize II のデータベースに不具合があったらしく、 WordPress の記事が一切出てこなくなった。

どうやら Counterize II は、それぞれの記事 (ページ) にアクセスすると、 Counterize II 用のデータベースから何かのデータを参照、もしくは追加した上で、ページを表示させているらしく ( 勘だが ) 、データベースに不具合が起こったことによって記事どころかメニューすら表示されなくなってしまった。

まあ、 WordPress 本体のデータベースが無事だったのが救いか。まあなくなっていたところで、世の中にある有象無象のサイトのひとつが消えるだけなのだが。

そしてよく考えると、アクセス統計なら awstats があるし、余計な解析機能は不要ということに気づいた。アクセス解析などたまに見るくらいだし、アクセス解析を冗長化する意味は、少なくとも私にはない。ついでに言うなら、アクセスカウンタすら不要なのだが。

しかし、このサイトを見に来てくれる奇特な方々が 9 万アクセスほど回してくれたので、どれほど回るのか興味を持ったから、何かはつけることにした。

とりあえず、 過去に Counterize II カスタマイズで変更していたテンプレを削除し、 Vanilla に戻すことにした。正確にはいろいろ弄っているので vanilla ではないが。

現在、 kent さんのカウンタを使用しています。

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