2010/1/30 土曜日

泉ヶ岳冬キャン-登山風味 本編

Filed under: 冬キャンプ — Charlie @ 23:24:57
泉ヶ岳往路の虹

泉ヶ岳往路の虹

8:35 に泉ヶ岳駐車場に到着。なんと、除雪代の名目で 500 円を徴収された。 Fuck Off! 何てこった。

駐車場の西側に車を停め、最初にやるのは高度計の調整である。地図上では、駐車場の高度がだいたい 530m になっているので、高度計を 530m に合わせる。

高度計は気圧計だ。気圧が変われば、同じ地点でも高度が変わったように見えるが、そこは誤差を見越して地図を見るしかない。

今回は北泉ヶ岳を目的地にしている。ルートは、泉ヶ岳駐車場から真西へ向かい、ヒザ川を越えて黒鼻山を目指す。そこからは稜線に沿って北泉ヶ岳を目指そうと思っている。回り道だが、それがいい。

※ 記事の最後の「泉ヶ岳周辺基盤地図」参照のこと

スノーシューを履いて、駐車場の西側の誰一人足跡をつけていない林に踏み入っていく。普通は道路を進んで北泉コース ( 泉ヶ岳周辺マップ参照 ) とか選ぶのだろうが、私は我が道を逝きたいのである。

歩いた道に差し込む光

歩いた道に差し込む光

野外活動センターを抜けると、人がほとんどいないゲレンデらしき場所があった。

泉ヶ岳西側のゲレンデ

泉ヶ岳西側のゲレンデ

数人の森人発見。ソリで遊んでいる。緩い傾斜を滑り降りて、スノーモービルをリフト代わりに登って遊んでいるのを尻目に、そのまま通り過ぎた。

黒鼻山に行くには、ヒザ川を越えなければならない。

谷間の小川

谷間の小川

今立っているところから川まではかなり急な下り坂だ。

転がり落ちて終了

とならないように、北へ回り込んで、比較的緩い坂を見つけて降りた。川には「近づかないで下さい」の警告とロープが張ってある。しかしこの辺からしか川を渡れないのだからしょうがない。一休さんばりにトンチを利かせてロープに近寄らないように川を渡った。そういう意味ではないと思うが。

川幅は狭く、水深も 10cm 程度だから、危険はない。しかもスノーシューをつけていると、接地面が増えて安定感が増す。とは言いつつも、転んだら終了なので、間違っても転ばないように慎重に進んだ。

9:50。また登る。

森林に踏み入った経験はあまりないので、良くスノボに来ていた泉ヶ岳のことですらよく分からないが、黒鼻山はガタケ ( 泉ヶ岳 ) あたりとは木の種類が違っている気がする。

鬱蒼とした森

鬱蒼とした森

まあ、そんなことは良い。問題は登りだ。

ルートが道ですらない急斜面なので、なるべく緩やかな斜面を描くように回り道しながら登っていく。その選択ができないときは、滑るのを承知で、スノーシューの先端を斜面に突き刺して登る。もう体全体を雪まみれにしながらリアル・リポビタン D ( でー )。大正製薬です。

ルート選択間違ったかも。最短距離とか言わないで、南西側に回り込めば良かった。そっちはコースっぽいので、まだ緩そうなんだが。

なお、今回写真が多めなのは、風景を撮るという名目で休まないと、やってられなかったため。

森から見上げた空

森から見上げた空

いい加減疲れたので、大の字に寝そべって撮っている。

10:50 、標高 780m の地点で、あまりに疲れたので、朝食を兼ねた昼食を取った。おにぎり 1 個とサラミとカロリーメイト半分。

11:10 に行動開始。少しの距離を登るだけで、全身で息をしている。のんびり行こう。

11:50 標高 870m 、ようやく黒鼻山頂上に来た。地図上では黒鼻山は 842.9m となっているから、高度計との誤差は 20m だ。これくらいは普通なので、多分黒鼻山に到着したのだろう。そう思うことにした。あとは北東に、比較的平坦な道が続いているはずである。

黒鼻山頂点から尾根を歩いていると、突然兎が飛び出して来た。意外なほどの近接遭遇。

ウサギキター!

多分逃げていくんだろうなあと半分諦めつつ慌ててカメラを取り出す私を、兎はキョトンとした風情で見ている。

どれだけのんびり屋さんですか。

お、いいねー、こっち向いて。はい、そこでポーズ。

兎発見

兎発見

兎警戒中

兎警戒中

兎考え中

兎考え中

明らかにガン見されているので、気づいていないということはなさそうだが、逃げていく様子はない。しかし、何かを探すようにあちこちうろついている。その動きはけっこう早い。

兎準備中

兎準備中

兎ピボット

兎ピボット

脱兎

脱兎

しばらくすると脱兎の如く走り出して、そのまま向こう側へ消えて行った。

兎が走る速さを始めて見たが、思わず笑ってしまった。意外に速い。人間がトラックを走るスピードより速かった気がする。まして、人間は、雪上の兎に絶対に追いつけない。足が沈むしね。そもそも、亀仙人の修行の如く荷物を背負っている私に、追いかけようなどと考える気力はない。

ウサウサとの出会いに気分を良くして、稜線を北上していると、えぐられた?木を発見。このような木をいくつか発見した。右の写真は白樺? よく分からないが、こういうのもいくつかあった。

えぐられた木?

えぐられた木?

むき出しの木

むき出しの木

まさかこの辺一帯、熊のナワバリとかじゃないよな…下手に兎を見てしまったが故に、警戒心が強まる。まあ、手元の温度計は氷点下 5 ℃を示しているから、まだ冬眠中だろう。これが 0 ℃を上回ってたりすると、本気で身の危険を感じる。

とりあえず春まで寝とけ。

西側から見た泉ヶ岳

西側から見た泉ヶ岳

雪化粧

雪化粧

13:20 、標高 960m の頂点に到達。地図上では 956m だから、誤差は 10m 程度か。

これまで歩いてきた距離的を見ると、北泉ヶ岳まではあと 1/3 といったところ。高低差がなくなってきているので、労力的には、大分少なくて済むだろうが…

ここまで 5 時間弱、あと 2 時間と考えると、到着は 15:30 頃のはずだ。

うん、ダメ、もう、ムリ。

ここをキャンプ地とする

ここをキャンプ地とする

ザックを下ろしてスノーシューで雪を整地する。お、体がスゲー軽い。じっちゃんの修行スゲーな。いやいや、これはホント身軽だわ。そこらじゅう跳ね回りつつ、雪を踏み固めていく。

そんな元気なら北泉ヶ岳を目指せよと言いたい気持ちは理解できるが、あえてこの地点 ( ※ 泉ヶ岳周辺基盤地図参照 ) に留まる理由もある。

私が来た黒鼻山からの尾根伝いのルートは、一応何らかのコースになっているらしい ( ※ 泉ヶ岳周辺基盤地図の点線がコースと思われる ) のだが、人の気配は皆無だった。しかし、次の頂点 ( 1115m 地点 ) では北泉コースと合流してしまう。そこからはトレッカーたちが頻繁に行き交うコースになっていて、テント幕営には向かないのである。

現に、この 956m 地点からでも、わずか東の方からトレッカーたちの声が聞こえてくる。ちなみに北泉コースは、ここから高低差で 70 ~ 80m ほど、距離的には本当にすぐだ。

だからここがキャンプ地になるのだ。

テント設営中

テント設営中

こうして 1 日が終わった。夕食はポークソテーとおにぎり。あと寝酒に自家製梅酒を少々。

ところで、スキットルかなんかで酒を持ってくる人は多いが、金属臭は気にならないのだろうか。私はチタンも、アルミも、ステンレスも、金属臭がつくのが苦手なのだ。チタンまんせーとか言ってる人がいるが、私はこれらの金属は、酒を入れる容器には適さないと思う。

例えばチタン製のシェラカップに酒を注いだだけで、もう金気臭いと感じてしまうし、チタンのクッカーで作ったインスタントラーメンだってそう。アルミ缶に入っているビールだってそうだよね。

だから梅酒は、お菓子用の小さなリキュール瓶に入れてきた。ガラス瓶にはホワイトキュラソーが入っていたので、梅酒の味に干渉することはない。それを見越してのキュラソー。さすがである。しかしタオルで包んでいても、何かの拍子に割れてしまうという危険を伴う諸刃の剣。素人にはお勧めできない。

ともあれ、ポークソテーのせいで、テントや衣類がやたら油臭くなってしまった。

テント内部で油を使うのは避けたほうが良い。

2010/01/31 Sun. – 2 日目

5:30 起床。外は当然暗い。

とりあえず雪で顔を洗い、痺れるような冷たさを堪能する。というかそれしか選択肢がない。これではハメ技だ。

テントに戻り、登山にはオーバースペックとも言える肉・野菜たっぷりのコンソメスープ。

朝食のコンソメスープ

朝食のコンソメスープ

食料品 2223g 、水 2l ( リットル ) は多すぎ。余裕で 2 泊できる。

水は雪を溶かして浄水器を使えばいいから、 1l で十分だった。食料だって 1kg くらいに抑えられそう。まあ、冬キャンだからシビアに考えなくてもいいか。

テントはフライに触れた部分と天井付近が結露しまくっている。それをふき取る雑巾は必須だ。

両サイドに張り縄したテント

両サイドに張り縄したテント

両サイドに張り縄してもこの有様だから、冬はシュラフカバーあったほうがいいかも。

ちなみに、前回の冬キャンと同じように、シュラフの顔に近いところがびっしりと結露していた。吐き出した息で結露したんだな。まあ、 U.L. スパイラルダウンハガーシリーズは撥水処理されているので、少々の水分なら問題なさそうだ。羽毛は濡れている気配はなかったし。中は全然大丈夫だった。

なお、 U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプで下からの冷え込みはギリギリ防げているかな。キャンプじゃない U.L. コンフォートシステムパッド は使ったことがないが、マットの厚さ・重さから考えると、キャンプより対冷能力は良くないはず。

シュラフはオーバースペックでガンガン暑くなっているのに、下が冷たい部分があるから、全体としてちょうどいい感じ。やはりマットは重要だ。

今回テーブルを持っていったわけだが、ふと、35cm * 35cm くらいのダンボールを 4 枚ほど持っていくのはどうだろうと考えた。

2 枚はテーブル代わりにして、残り 2 枚をマットの下に、座布団のように敷くと冷気を遮断できる。食べ終わったら 4 枚全て ( 140cm ) を、頭部を除いたマットの下に敷けば、睡眠時の冷え込みに有効なのではないだろうか。

まあ、ダンボールがどれほどの対冷能力を持つかは、試してみないと何とも言えないか。今度やってみよう。

さて、撤収である。水は全て捨てて、一部は熱々の珈琲となってサーモマグに保存してある。お陰でザックが軽い軽い。

足取りも軽く、 7:50 に帰宅開始。北泉ヶ岳は目指さず、このまま帰ることにした。だって 3 日後にニセコ行くから、筋肉痛になりたくないし。

東は急斜面なので、北に向かって歩く。北はなだらかな傾斜になっていて、北泉コースに接続している。

のはずだが、行きは急斜面を登ってきたことだし、帰りも急斜面でいいだろうと考えた。ここはいっちょショートカットしてやろうと、東の斜面を文字通り転がり落ちた。ソリとか持ってきてれば面白そうだ。ザックとか雪まみれ。

そして北泉コースへ合流。その後、ヒザ側に沿って、南東方向に降りていった。

復路の山道

復路の山道

スノーシューで登っていった足跡が一つ、そのあと 4 人とすれ違った。登山客は 5 人か。意外と人は少ないようだ。と思ったら団体とすれ違う。

駐車場へは 9:00 頃到着した。登りに 5 時間かかったのが、降り 1 時間である。なんともやるせない。

駐車場で登山客の団体がもう一つ。山登りが流行っているんだなぁ。

反省点

  • 荷物の軽量化。
  • 35cm * 35cm のダンボールを試す。 70cm * 35cm にするとソリの代わりにもなったり。
  • 木が生い茂っているところに設営して、張り縄をしっかりする。
  • テント内で油モノ作らない。
  • うさうさー。
※ 地図
泉ヶ岳周辺マップ

泉ヶ岳周辺マップ

泉ヶ岳周辺基盤地図

泉ヶ岳周辺基盤地図

※ 細かいところで違ってますが、今回はだいたいこんなカンジのルートでした。

2010/1/29 金曜日

泉ヶ岳冬キャン-登山風味 前夜

Filed under: 冬キャンプ — Charlie @ 23:43:40

やあ、久しぶり。ちょっくら遭難してくるよ。

前回の初冬キャンで冬山の寒さをちょっとだけ体験することができたので、今度は泉ヶ岳近隣の山で一夜を明かそうと思い、雪上を歩くためのスノーシューを購入した。これで逝ける。

U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプについての考察

前回の教訓として、マットが悪いとシュラフの性能に関係なく寒いことが分かっている。地面からの冷え込み対策が何より重要。

所持しているマットだとエア漏れして話にならないので、新しいマットを購入した。 mont-bell U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプである。「ノーマル」より「キャンプ」の方が収納サイズが大きいが、ちょっとくらいなら関係ないと思っていた時期が、私にもありました。

U.L. コンフォートシステムパッド 180 の厚さは 2.5cm 。一方でキャンプは 3.8cm もあり、下からの冷え込みには有効と思われる。しかも、重量は 100g 程度しか違わない。ならばキャンプを選ぶしかないじゃないか。

しかし、現物を目にしたときにちょっと後悔した。ノーマルとキャンプの収納サイズは、ノーマルが φ(直径)12 * 25cm に対し、キャンプが φ12 * 50cm とかなり長い。おいちゃんのザックに入らないよ…

ザックは 2 気室なので、内部のチャックを開放して 1 気室にして、マットを縦にすれば何とか入るか。でも荷物が取り出しづらくなる。エアコンタクトは表面下部とザックの上部に大きな取出し口がついているから、下の 1 気室にテント入れておくと、すぐに取り出せて幕営しやすくて便利なのだ。

そしてコンフォートシステムパッドについている、枕を逃がさないためのストラップだ。実際に使ってみて理解したが、マットの上 ( 重力に対して ) に枕を置いても、枕は逃げていく。マットの水平方向、頭側に枕をくくりつけたときに始めて、ストラップは意味を成す。ということは、マット + 枕の長さは 200cm 程にもなり、 170cm ちょいの私には 30cm も無駄になる。テントの長辺がそれくらいなので、置けないことはないが、インナーテントの立ち上がりが顔にぴたっとついてしまって鬱陶しくなる。

枕は持っていかないにしても、着替え等を枕代わりにストラップにくくりつけることを考えたら、私は 150cm キャンプで十分なのである。ちなみに 150 キャンプの収納サイズは φ13 * 25cm である。これなら普通にザックに入る。

明らかに考えが足りない衝動買いだが、悔しいので何とか工夫してみよう思う。

商品 サイズ 収納サイズ 重量
U.L. コンフォートシステムパッド 180 長さ180 * 幅50 * 厚さ2.5cm φ12 * 25cm 575g
U.L. コンフォートシステムパッド 180 キャンプ 長さ180 * 幅50 * 厚さ3.8cm φ12 * 50cm 680g
U.L. コンフォートシステムパッド 150 キャンプ 長さ150 * 幅50 * 厚さ3.8cm φ13 * 25cm 580g

180 キャンプと 150 キャンプの収納サイズに注目すると、長さはちょうど半分である。使用サイズが幅 50cm だから、 150 キャンプは、半分に折りたたんでから巻いて収納していることになる。

ということは、 180 キャンプも半分に折ってから巻いていけば良いのである。何だ、簡単じゃないか。 150 キャンプは、折りたたんでも良いように補強されてるんじゃないかとか、細かいことを考えてはいけない。

さて、 180 キャンプを半分に折って巻いていくものの、微妙にずれて巻かれてしまって収納しづらい ( 収納径が大きくなるので付属のスタッフバッグは使えない点に注意 ) 。また、エア漏れマットで恐ろしい寒さを体験した身としては、あまり変な巻きグセをつけて、折り目になったところから、微小な空気が漏れ出すようになるのは困る。

であればだ。ゆるく巻いた状態で 10L 程のスタッフバッグに詰め込んでみた。マットはスタッフバッグいっぱいに広がって、中心がぽっかりと空くことになる。収納径は広がるが、長さは 25cm と半分だ。空いた空間に着替えでも詰めておけば収納上手だし、マットにも巻きグセはつかないし、一石二鳥である。ほら、何とかなった。

※ 身長が高くない人は、最初から 150 キャンプを買うといいと思うよ。

スーパーストレッチダウンハガーについての考察

ちょっといいシュラフ mont-bell のスーパーストレッチダウンハガー #0 (\34,800)を買うつもりが、何をトチ狂ったか、最高級ともいえる U.L. スーパーストレッチダウンハガー #0 (\47,800) を買ってしまった。

あれ、来月ニセコ行く旅費足りなくね?

いくら登山で、軽くて小さい道具が好まれると言ったって、性能を重視すれば重くなるし、大きくなる。これは絶対だ。

ザックの収納にゆとりがあるなら、ちょっとくらい重くったっていい、 U.L. スーパーストレッチダウンハガー なんていらない、ただのスーパーストレッチダウンハガーでいいと思っていたのである。しかし買ったのは U.L. だ。それは単に安かったから。ノーマルが定価で売っていたのに対し、 U.L. がたまたま安売りしていて、ノーマルの値段に +\5,000 程度出せば買えてしまったためである。それでも 4 万弱したが。ヤベー。

というわけで、以下の装備で逝くことにした。

製品 重量 備考
ガス機器
UNIFLAME バーナーパッド S 49g バーナーの炎を拡散させる。テント内必須
ZIPPO ZI-999 WPS 307g ガスバーナー。ケース込み
Snowpeak ギガパワーガス 250 ISO 350g 缶の重さ 132g。ガスの重さ 220g。ガスはブタンガスを詰め替えている。φ11*9cmくらい?
クッカー
Snowpeak ワッパーカップ 39g シェラカップ
Snowpeak チタンパーソナルクッカーセット? 306g クッカー。公表だと330gなんだが。メッシュ込み
カトラリー
UNIFLAME トレイル レードルTi? 33g おたま。公表25g
UNIFLAME トレイル スプーン&フォーク セットTi 53g スプーン&フォーク。公表48g。カバー込み。
ノーブランド 二つ折り箸 24g
CAPTAIN STAG 折込みフルーツナイフ? 36g ナイフ
100均 杓文字 10g しゃもじ
ノーブランド OD缶詰め替え器 7g カセットボンベから詰め替える器具
MSR ハンドラー 55g クッカーをがっちりつかむ器具。カバー込み
100均 スタッフバッグ 7g 全部まとめるバッグ
テント
Wild-1 TREK DOME2 2200g テント。ドカシーあり。ペグ不要。自在とロープ必要。
MPI オールウェザーブランケット 358g テントに敷き詰める防水アルミシート
テーブル
CAPTAIN STAG アルミロールテーブル(コンパクト) 773g テーブル。袋込み
シュラフ
mont-bell U.L.スーパーストレッチダウンハガー #0 1300g シュラフ。重さはメーカー公表値
マット
mont-bell U.L.コンフォートシステムパッド 180 キャンプ 680g マット。公表値。収納時の長さが 50cm もあるので、半分に折って収納することに。
着替え 800g 重さ適当。替えのパンツと靴下と吸汗・速乾 T シャツ。
電子機器
Black Diamond オービット 132g ランタン。電池込み。ガスランタンの半分以下。
GENTOS HEADWARS HW733H 236g ヘッドライト。電池・カバー込み。
生活用品
救急セット 250g 重さ適当。頭痛薬とか包帯とかハサミとか色々入ってる。
歯ブラシ 77g もう少し軽量化したい。
mont-bell クイックドライ フェイスタオル 80g ただのタオルがやけに高い。
雑巾 32g 結露を拭いたり、ほぼ必須。
食料
2000g ペットボトル。2l
アーバンテック スーパーデリオス 58g 浄水器
食料品 2223g おにぎりとかカロリーメイトとかレーションとか森永チョコバー(40g)とかカップめんとか肉とか野菜とか調味料とか。それらを小分けにするタッパーも。
ザック
deuter エアコンタクト 65+10 2800g 公表値
合計 15198g  

これは単純にザックに収納した装備の重さであって、スノーシューやカメラなどの重さは考慮していない。

体重計で量ったら、いつもの体重から 25kg オーバーだ。これでスノボまで持ったら、ほとんど雪中行軍並みの重装備だ。

単独行のため、保険をかけておく。上司に、日曜の夜までに連絡がなければ遭難したと思ってくれと伝えてある。

数日中に記事が更新されてなければ、私は死んでると思うよ(ワラ

2010/1/9 土曜日

初冬キャン

Filed under: 冬キャンプ — Charlie @ 23:05:22

雪山のテント泊がどれほどのものなのか、試してみた。

2010/01/09 Sat. – 泉ヶ岳寒中テント泊

火災報知機の点検がなければジャングルジャングルでパウダースノーを満喫できたはずのその日、昼過ぎに友人から「ナイス雪質」とかメールが届いて絶望した。人生に絶望した。

その後、何を思ったか、去年買って一度も使ったことがなかった「ドイター エアコンタクト 65+10」にテントやらシュラフやらを詰め込み始めた。

冬キャンやるつもりだ……

雪山装備など満足に揃ってもいないのに。より正確には、雪山に適したアイテムなど何一つ持っていないというのに。

ならばどうするかというと、シュラフは 0℃以上対応のものしかないので、化繊シュラフとダウンシュラフを 2 枚重ねれば暖かいだろうという浅はかな考えだし、マットは空気を入れて 2 時間後には空気が抜けてペラペラになるという事実を忘れているし、スノーシューはないし、この時点で夕暮れ時 ( 普通は早朝出発である ) だし。

それでも、この思いは負けない ( 誰によ )。

装備
種類 商品名 備考
テント Wild-1 TREK DOME2 2,200g くらい。薄手のブルーシート(色はシルバーだが)持参。
シュラフ Wild-1 Concept #3 化繊。1,400g くらい。適温 0℃~。
シュラフ ダウンシュラフ。名前不明。 500g くらい? 適温 8℃~。
マット エアマット 1,000g くらい?
インナーシート モンベル? テント内に敷き詰めるタイプのアルミ蒸着のシート。水漏れ対策にかなり便利。
バーナー ZIPPO ZI-999 WPS 高出力だがちょっとでかい。
ランタン プリムス IP-2245A 明るさの調整がしやすくていい。
OD 缶 250ml OD 缶 3 本 300 円くらいのガスボンベから詰め替えて使っている。雪山では使えない可能性もある。
シェラカップ SnowPeak チタンワッパーカップ クッカーの中に入る。
クッカー SnowPeak チタンパーソナルクッカーセット 330g 。基本的に、これで全てまかなえてしまう。
水道の水 2,000g。むしろペットボトルに入れるのが漢(ヲトコ)品質。登山装備で 1 泊するのに水 2L が必要なのは学習済み。
食料 2 食分程度 おにぎり×3、インスタント麺 2 食分
非常食 チョコバー 3 本 小枝とかのでっかいやつ。ミルク系など 3 種類。
その他 カメラ用品 K200D とか三脚とかリモコンとか。2,500g くらいはある。

全部で 15kg 以上にもなる荷物を担いで MR-S に乗り込み、「達居森と湖畔自然公園キャンプ場」に向かった。

彼のキャンプ場は大衡村の「陸上自衛隊 王城寺原演習場付近」にあるらしい。無料なのがいい。それが正義だ。

念入りに印刷した地図とロードマップを持参していたのだが……迷った。

ヤバイ。周囲はとっくに暗くなっていて ( 家を出るときからだが )、大まかにしか知らないキャンプ場を見つけるのは無理そうだと判断。かといってこのまま帰ってしまってはただの 4 号線往復ドライブである。そんな馬鹿な。

しょうがないので目的地変更。富谷まで引き返し、またしても泉ヶ岳 ( 登山装備参照 ) でキャンプすることに。

しかし、前回と同じ場所では芸がないので、泉ヶ岳登り口から七北田ダム方面へ向かってみた。二輪禁止の道路を進んでいると、街灯がなくなってあたりは暗闇に包まれた。シャーベット状の雪が積もった路面には、枯れ葉や枝なんかが落ちていて、どこまで続くのか分からない上に、アレが出そうな雰囲気にビビって引き返してしまった。森の中に光がないのは許せるが、街灯のない夜道を進むのは怖すぎる。

というわけで、やっぱり泉ヶ岳になった。芸がない男である。いつもの駐車場の端っこの方に車を停めて、森の奥の方へと分け入っていく。

寒さ対策は適当である。何しろ、思いついたのが数時間前のことで着替えすら持ってきていない。着ているのは、上がインナーから、ユニクロのヒートテック Tシャツ、ユニクロのフリース、コロンビアのボードウェアである。

下はストームゴーシュ アルパインパンツと、トレッキングシューズの組み合わせである。ストームゴーシュは、裾口を絞るゴムがついていて、それをトレッキングシューズのフックにひっかけ、雪が入らないよう工夫した。

雪の上を歩いていると、パンツがまくれ上がってしまった。靴下に雪が付着して冷たい。靴の中にまで雪が侵入してこないのは幸いだが、スパッツをつけるか、ボードウェアが欲しいところだ。

あまり奥まったところに入って遭難しては洒落にしかならないので、ここをキャンプ地とする。

夜に泉ヶ岳到着

夜に泉ヶ岳到着

早速テントを張った。

夜のテント

夜のテント

テントは去年 \12,000 くらいで購入した Wild-1 TREK DOME2 である。見た目アルパインっぽいテントだ。しかしパッケージには雪山での使用はやめてくださいとか書いてあった気がする。とっくの昔に捨ててしまったので、定かではないが。

ウィンター用アルパインテントは通常 \30,000 ~ \40,000程度、 GORE-TEX 製だと \50,000 は堅いのに、 \12,000 で買えるテントが冬山でどの程度使えるものか、実際に使ってみて判断しよう。

付属のアルミペグは、ふかふかの雪にはまるで意味を成さない。今回は無風状態だったため、張り縄・ペグなしで設営することにした。このテントはペグなしで自立するのが良い。強風時は、周囲に樹があるところにテントを設営して、四隅と入り口を張り縄で固定する必要があるかも。

※ 少なくとも入り口の頂点方向にだけは、ペグの代わりに張り縄をした方がいいだろう。そうしないと靴を置くスペースが作れなくなる。今回は三脚でスペースを作った。

テントを設営したら、アルミ蒸着のシートを敷き詰める。これは下からの冷気を遮断、浸水も防ぐ目的だったが、冷気には効果がないことが分かった。まあペラペラのシートだしね。ただし、雪が溶けたりして、下から水が染みこむ場合には絶大な効果を発揮するので、今後も必須だ。

ザック持ってテント内に入る。まずはマットを広げ、空気を入れる。次に化繊シュラフとダウンシュラフを広げる。ダウンシュラフの方が小さいので、化繊シュラフの中に入れた。そしてようやく食事の準備だ。

SnowPeak のチタンパーソナルクッカーセットの大きい容器に水 500ml を入れ、 ZIPPO の ZI-999 WPS という高出力が売りのガスバーナーにかける。

湯沸し中

湯沸し中

湯沸し中2

湯沸し中2

なお、 OD 缶のガスは、ホームセンターに売っているガスボンベ ( 一般家庭で使うような ) からブタンガスを詰め替えて使っている。本当はいけないのだが、自己責任で。詰め替え用の小さな器具はヤフオクで購入した。たしか \500 くらいだったかな? 自宅と、カトラリー ( 箸やスプーン等 ) 用スタッフバッグの中に常備している。

お湯が沸いたらインスタントラーメンを 4 つに割ってクッカーに放り込む。

インスタントラーメン

インスタントラーメン

ブタンガスを雪の上に置いて使用するのはかなり不安 ( 冷えると気化しなくなる ) だったが、問題なく沸かせたようである。

OD 缶を持ち上げてみると、缶に付着した雪が凍りついていた。長時間使用は不安があるので、雪山仕様のガス ( イソブタン、プロパンガス ) を何割か混ぜたほうが良さそうだ。

また、今回は無風だから良かったが、風が強いとウィンドスクリーンが必要になるかもしれない。

あるいはテント内で調理するか。テント内は火気厳禁だが、そこは自己責任という「それがどうした」「まあいっか」にも匹敵する便利な言葉がある。

※ ちなみに、テント内でバーナー使う場合は、バーナーパッドは必須だぞ。でないと、バーナーを揺らしてしまったときに炎が吹き上がってテントが燃えてしまうよ。テント内で火を扱う場合はバーナーパッドを使うこと。お兄さんと約束だ ( 誰だよ ) 。

そしてより安全にガスを使うために、テーブルを持って行くと良いだろう。テーブルがあるとかなり便利なのだが、ザック内の容量を圧迫してしまうのが悩ましい。

そんなことを考えつつラーメンとおにぎりでお腹もいっぱいになったし、いよいよ雪中二重シュラフを試すときが来たようだ。

夜のテント2

夜のテント2

夜のテント3

夜のテント3

泉ヶ岳スキー場の営業も終わり ( 写真ではまだ営業しているがそこはそれ )、静まり返った雪山は、空気が澄み切っている。これだ。これを求めていた。人気のない銀世界を堪能した。

余裕があるのも今のうちだけである。

前にも述べたが、マットがエア漏れを起こしていた。夜中目覚めると、マットから空気が抜けていて、体の下になった面がすごく冷たい。雪の上に寝てるのと変わらないのである。のろのろとシュラフを抜け出し、 2 時間ごとに空気を入れなおす私がいます。

マット大事

モンベルの U.L. コンフォートシステムパッド 180 を早いところ購入しようと思った。高いとか言ってられない。あと、銀マットも欲しい。かさばるけど、ザックの上に丸めてくくりつけておこう。

二重シュラフに関しては、マットさえちゃんとすれば大丈夫な気がする。ただし、朝起きたときに化繊シュラフの入り口 ( 顔に近い ) 部分が結露していた。テント内温度が氷点下のため、自分の吐いた水蒸気がシュラフの外に抜けたときに結露したものと思われる。ダウンの方は、シュラフの内側にあってある程度は温度が保たれていたためか、結露しなかった。

化繊はダウンと異なり、多少濡れていても保温効果は出る。また、この程度の結露であればタオルでふき取って乾かせるレベルだ。

ゆとりがあればモンベルのスーパーストレッチダウンハガー #0 が欲しいと思っている。 U.L. スーパーストレッチダウンハガー #0 でもいいのだが、ザックに余裕があることと、いつもの金欠病にかかっているので、買うとしても U.L. ( ウルトラライト ) を買うことはないだろう。

2010/01/10 Sun.

時間的には夜が明け、雪が軋む音で目が覚めた。寝ぼけた頭で、兎か狐が外をうろついているのだと思った。しかし、テントのフライから雪が滑り落ちる音だった。これだ。これを求めていた。しかし体は冷たい。

朝のテント

朝のテント

テントはペグや張り縄をしていなかったため、インナーテントとフライの接触部分が湿っているものの、不具合は見られなかった。

あとは強風時どうなるかだ。値段が値段なので、高いテントのように強風でもポールが持ちこたえてしまい、テントごと飛ばされてしまうことはなさそうなので、返って安心とも言える。

そして耐寒性に関しては、テント内が氷点下を下回るのは普通と思っているので、そこはシュラフで耐える作戦だ。そう考えると、モンベルのシュラフが欲しくなってくる。 \34,800 は高いが、死ぬよりはいいか……

エア漏れマットのせいで寒かったので、フライを閉めてインナーテントのチャックとベンチレーションを開放し、テント内で調理することにした。何も考えずにお湯を沸かしてはみるものの、食欲が出ない。

シェラカップでネスカフェ・プレジデントを堪能して胃が目覚めるのを待った。至福のひとときである。

珈琲を飲み終わってもさほどお腹は空いていない。普段朝ごはんを食べる習慣がないためだろう。おにぎりとスープだけ食べることにした。

食器の後片付けは、お湯ですすいでティッシュでふき取るだけ。これが山クオリティ。私は家に帰ってからちゃんと洗うが、このまま次の山歩きまで放置する人もいる。昔の日本も食器洗わなかったらしいが。

開始とは逆の順番でシュラフやマットを仕舞っていく。最後にテントを回収し、 6:30 頃に出発。

雪景色

雪景色

雪景色2

雪景色2

冬の小川

冬の小川

冬の MR-S

冬の MR-S

冬の MR-S 2

冬の MR-S 2

白い世界

白い世界

帰り道、何台かの車とすれ違った。従業員もいたが、ボーダーやスキーヤーもいた。まだ営業してないよ? 朝早くから気合が入っている。

向こうは向こうで、こんな朝早くに降りて来る奴を不思議に思っただろう。

氷点下 2 度

氷点下 2 度

冬の晴れ間

冬の晴れ間

雪キャンの感想

遭難しなかったし、熊も出なくてよかった。

福島か岩手にワカサギ釣りに行きたいが、ドリルを買わなければならないか……

バックカントリー ( 1泊 ) の目処も立ったが、スノーシューを買わなければならないし、ボード担ぐと 20kg 近くになるんだが……

雪山の反省点と必要な装備

  • テントのフライはピンと張りつめること
  • ペグの代わりに自在ロープが合ったほうが良い
  • 樹がある方向に入り口を向け、張り縄すること
  • OD 缶に雪山仕様のガス ( イソブタン、プロパンガス ) を何割か混ぜる
  • なるべくテーブル欲しい
  • エアマットの他に銀マットがあるとさらに安心
  • ボードウェア上下で OK
  • モンベル U.L. コンフォートシステムパッド 180 \10,000
  • スノーシュー \6,000 程度
  • モンベル スーパーストレッチダウンハガー #0 \34,800
  • ドリル \10,000 程度

装備の不足分をそろえるには \60,000 程度の投資が必要か……

今年はワカサギは無理かな。

次回持って行きたい食料の候補

  • 鍋焼きうどん
  • コンソメ系のスープ
  • カレー
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