2009/8/23 日曜日

吹上高原キャンプ場に猫と一泊

Filed under: キャンプ — Charlie @ 17:05:15

アメニティドーム虫干し

猫が欲求不満になったのでキャンプに連れて行ったら、別猫のように大人しくなった。何がいけなかったのだろう。

我が家では猫を飼っている。この猫は、飼い主が引き取りに来ないため、動物病院で 2 年ほど禁固刑にされていた猫である。それをたまたま縁があって引き取ったわけだ。彼女が家に来てから、そろそろ 1 年になろうとしている。

1 年も経てばどんなに臆病だった猫でも、家の中と飼い主に対しては図太くなるわけで、眠っている私の上を、わざわざ踏みつけて横切ったりする。明け方に走り回るくらいはいいとしてもだ。可愛いさが余ったので、タオルケットの中に閉じ込めて布団蒸しにしてしまうくらいだ。よけい騒々しくなって寝られなくなるが。

近頃どうも暇をもてあましているようなのだ。ならばということで、 1 度使って仕舞いっぱなしの SnowPeak のファミリーテント、アメニティドームを虫干しがてら、キャンプに連れて行くことにした。きっと野生に戻って野原を駆け回るはずだ。

今回はアメニティドームありきなので、快適空間の演出がテーマとなる。 MR-S に積めるだけの荷物を持っていくつもりだ。

まず、アメニティドーム付属のバッグに、別売りの SnowPeak アルミポール 170cm を 2 本入れる。前室をタープ化するためだ。前室をタープ化するには、さらに 2 本の紐引きと、2 本のペグが必要だ。付属のペグはすべてソリッドステーク化しているので、タダでさえ重いテントが余計に重くなる罠。アメニティドーム購入時におまけでもらった SnowPeak ペグハンマー Pro.S が入っているのも効いている。さらに純正グランドシート ( フットプリント ) も入れる。

これらは、ひとまとめにして、シート後ろのスペースにギリギリ入る。このスペースにはもともとデフォルトの車載道具と、パンク修理財が入っているが、これで限界。

ボンネット下のラゲッジスペース内に、30L のハードクーラーボックスが何とか入る。クーラーボックス内には食料とビールが入っている。

食料品は 8/22 の夜に買い出しをした。主にバーベキュー用の肉・野菜・キノコ類である。 1 泊だと食べきれない量になったので、必要な量を洗って、切って、ジップロックに小分けにした。何故かこれが楽しくて、夕食を食べ忘れてしまった ( 結局、 8/22 の朝から 8/23 の夕方まで、水分しか摂っていない ) 。

また、保冷剤代わりに、 2L のペットボトルで凍らせた水 2 つを入れた。お茶ではダメだ。汎用性のある水がいい。
水は重要だ。水が無いと渇きに苦しむことは登山装備のときに思い知った。そのため、折りたたんでコンパクトになる 10L ウォーターバッグと、携帯浄水器デリオス ( スーパーデリオス ) を持っていくことにした。極端すぎる気もするが。まあ、今回はキャンプだから水が無いということはないのだが、これを持っていくと水場から離れたところにも陣取りやすくなる。

残るは助手席のスペースだが、ここに 90L の THE NORTH FACE BASE CAMP DUFFLE L ( 要するに防水ダッフルバッグ ) をシートに立てかけ、足元には、猫のトイレ ( A4 フォルダーボックス ) と、ディレクターズチェア、テーブルを置いた。

ダッフルバッグの中身は、ユニセラTG ( 卓上バーベキュー )、チャコスタ ( 炭火おこし )、炭、クッカー、ストーブ、ランタン、250ml OD 缶× 2、シュラフ&インナーシュラフ&マットを入れた防水スタッフバッグ、 LED ランタン&ラジオ&替えの電池等を入れた防水スタッフバッグ、着替え&タオルを入れた防水スタッフバッグ、テント内に敷く防水シート等、キャンプに必要な道具が一式入っている。過剰装備と思われるユニセラTG を入れてもなお容量があまったので、カメラ用三脚等を入れてみた。ついでに、猫用ケア用品も。後はこまごまとした、歯ブラシとかライターとか軍手とか救急セットとか。

これでいっぱいいっぱいだ。しかし、この装備なら日本中どこにでも、何泊でもできることだろう。

ここまで用意しておいて何だが、次はキャンプ場の確保だ。条件としてはあまり遠くないキャンプ場で、ペット OK でかつ安いところ。最初は近場の「陶芸の里 ゆ~らんど」を候補地としていたのだが、電話したらペット NG だった。慌てて WEB を探しまくった。

宮城県ペット OK のキャンプ場 (電話で料金を確認したところ)
キャンプ地 料金 備考
エコキャンプみちのく C サイト \3,000 + 大人 \700 ( 子供 \200 ) ペット連れだとオートキャンプサイトの C サイトになってしまう。
秋保リゾート・森林スポーツ公園 平日 \2,100 + 大人 \1,200 (子供 \700)
休前日・休日 \3,100 + 大人 \1,200 (子供 \700)
露天風呂。温泉・露天風呂の料金含む。
WEB の料金表が紛らわしい。休日 1 泊 だと \4,300 もかかる。
バイクだと平日・休日に関わらず \1,600 で済む。
吹上高原キャンプ場 車 \1,500 ( さらに 1 人増えるごとに +\500 ) 予約不要。

オニコウベスキー場のサイトから吹上高原の料金表を見ると、1泊 フリーサイト 3,000円/電源付きサイト 4,000円 となっているが、ここだと「大人 \700 、小人 \500 、 \500/1台」と書かれていたり、ページによって書いてあることが違う。

これは何も吹上高原だけのことではない。他のところも、紛らわしい記述があるので、出発前とか前日に、電話で確認するのが良いと思う。吹上高原は予約がいらないが、予約が必要なところは多い。

なお、吹上高原に電話をかけたら、車でも 1,500 円だけで OK とのこと。 2 年ほど前に利用したときと同じ料金だった。また、キャンプ利用者は温泉 500 円のところ、 100 円引きになるので、入ったとしても全部で 1,900 円で済む。これなら財布というか私の精神に優しい。ここに決めた。

出発

吹上高原キャンプ場は栗駒山の南南西 20km 程度の距離にある。 2008年6月14日の岩手・宮城内陸地震以降、栗駒山付近には近づかなかったのだが、 2 年ぶりくらいに鳴子方面へ足を伸ばすことになった。

吹上高原までの所要時間は約 2 時間。 4 号線を北上すること 43km ( 1 時間 )、そこから 47 号線にチェンジして西北に進むこと 30km 。そこから 108 号線にチェンジして北に 13km 程度か。

108 号線に入ってから少し行くと、崖崩れのために迂回路が設定されていた。まだ地震の影響が残っているようだ。 PC のゼンリン地図帳がなければ迷っていただろう。こうなるとカーナビが欲しくなる… ポータブル用のやつを検討してみようかと思ってみたり。

吹上高原に到着。今回は草原のど真ん中あたりをキャンプ地とした。水場・トイレから遠いので不便だが、そのための用意はあるので気にしない。

猫は怖がって車から出ない。熱中症になりそうなので、車の窓を全開にしてテントを張った。

前回は小 1 時間ほどもかかった設営が、今回は 20 分もかからない。要はアルミポールが 4 本もあるのが設営を難しくしているのだ。ストレートポールはクロスさせてインナーテントをドーム状にさせるのに使用曲がったポールの大きいほうはインナーに使う小さいほうはフライに使う、と覚えてしまえば、何ほどのことも無い。

あと、アメニティドームはペグダウンする箇所が多い。

アメニティドーム設営

※ 思い出しながら書いているので、ペグの本数が違っている可能性があります…

  1. グランドシートの四隅に軽くペグを打つ。シートの四隅からはゴムが出ているので、四方向にピンと張る。
  2. インナーテントの四隅を、 1 のペグに引っ掛ける。純正グランドシートのゴムの長さがインナーテントのサイズとちょうどいい感じ。
  3. ストレートポールをクロスさせてインナーテントをドーム状にする。インナーテントのフックをポールに引っ掛けて固定。
  4. 曲がったポール(大) をインナーテントに通す。
  5. 1 に打ったペグをしっかりペグダウンする。インナーテントのたるみを取りつつ、四隅を調整。インナーテントの中間部分もペグダウンするらしいのだが、この 2 箇所は面倒なので省略。
  6. フライを被せ、フライの四隅のバックルを、インナーテント側のバックルにカチッと止める。ついでにマジックテープでポールとフライを固定。
  7. 曲がったポール(小) をフライに通して前室を作る。
  8. さらに前室を作るため、フライ 3 箇所 ( ビルディングテープ部分が 1 箇所 ) にペグダウン。 2 箇所に張り綱 ( ペグ× 2 ) 。計 5 箇所。
  9. 後室用にペグダウン 1 箇所、テント後部に張り綱 2 箇所、計 3 箇所にペグ。
  10. ここまででペグは 12 箇所 ( すべてやっていれば 14 箇所 ) に打っている。フライの四方に張り綱をしているので、ある程度の風にも対応できる状態 ( と思われる )。
  11. さらにフライの左右に 2 箇所ずつ、計 4 箇所に小さく張り綱をするところがある。面倒なので、省略しているが。よほど風が強いならやるかもしれない。すべてにペグを打つと 18 箇所だ。付属のペグ数が 16 本なので、 2 本足りないじゃないか。あれ、何かおかしいぞ。
  12. ついでに、前室をタープ化するには 2 本のアルミポール、 2 本の張り綱、 2 本のペグが必要になる。

説明書を見直しても、ペグは 18 箇所になるはずなんだが… 付属ペグが 16 本っておかしくないか。まあいいか。どせソリッドステークは 20/30 あわせて 24 本あるし。また、張り綱は全部同じ色なので、場所ごとに色を変えた方がいいんじゃないかと思ってみたり。

タープ化したアメニティドーム

タープ化したアメニティドーム

逆行のアメニティドーム

逆行のアメニティドーム

逆行の木

逆行の木

おおよそこんな感じで設営完了。テーブルとチェアをテントの日陰にセットして、ゆったりとビールを飲む。水分補給なしで走ってきたせいで、信じられないほど美味い。これほど美味いバドワイザーは初めてだ。

テントに放り込んだ猫は、猫缶も食べずにキョドって ( 挙動不審 ) いる。

外の様子を窺う猫

外の様子を窺う猫

環境に慣れないからだろうと思い、そっとしておいてあげて、私はゆっくり温泉に浸かった。

夕暮れの吹上高原

夕暮れの吹上高原

下弦の月

下弦の月

別方向はまだ明るい

別方向はまだ明るい

臆病な猫

チャコスタで炭を熾し、焼き鳥や肉を焼き始めると、煙の匂いに興味を引かれたらしい猫が、おそるおそる近寄ってくる。ティッシュで油をふき取った鶏肉をちぎって渡すと、もっと寄越せと催促される。お腹が空いていないわけではなさそうだ。何で猫缶は食わないんだろう?

野菜も食べ、ビールを飲みつつ、夜は更けていく。

流れる光と雲(ほとんど夜)

流れる光と雲(ほとんど夜)

アメニティドームとランタン

アメニティドームとランタン

深夜雨が降る音で目を覚ました。猫は落ち着きを取り戻したかのように見えたが、眠れずにテント内をうろうろしている。頭を撫でてやると喉をゴロゴロ鳴らす。気分が落ち着くのかな? ちょっと可愛そうになったので、朝一で家に帰ることにした。

朝 5:00 起床。テントと荷物の撤収、炭火の後始末やらごみ捨てやらに 1 時間 30 分もかかった。

アメニティドームは、居住性は抜群なのだが、トレードオフで設営と撤収が面倒だ。小川のステイシーが欲しいと思っていたが、手軽さと居住性の両面を考えると、ダンロップの R-224 をシングル使用するのが一番いいなあと思う。 R-225 でもいいが、まだセールしてないので買えないのだ。そして、 R-225 のフライがグレイってのはどうなんだろうか。

吹上高原を 6:40 出発。最初はサクサクで、早く着くかなと思いきや、仙台に近づくにつれ朝の渋滞に巻き込まれ、きっかり 2 時間かかった。

そして、どうも頭が重い。寒気まではいかないが、体調がおかしいような気がする。キャンプのたびに体調悪くなるって、オレって虚弱体質なんじゃなかろうか。

家に戻ると、猫は落ち着いたようだった。しかし、いつもと行動パターンが異なっているようだ。いつもなら、差し出した途端に喜んで食べる猫缶を、興味なさげにチラ見するだけ。味覚が変わったか? 猫は家に着くという。環境の変化はかなりのストレスになるのかもしれない。今度からは日帰りで連れて行こう。

ゆっくりできたのは夕方だけかよ

最近、何かやるたびに体調が悪くなっている。キャンプもさほどのんびりできなかったし、釈然としないのでちょっと出かけて、 Wii + モンスターハンター 3 を買ってきた。 Wii 黒 4.1J 。だいたいこういう表記をしている時点で、おそらくは普通の使い方にとどまらないだろうと、分かる人には分かる(笑

このシリーズは初めてやったが、主人公はレベルアップしないのか。アイテムと自分の腕で勝負か。なるほど、ハマるな。

翌日、左目が腫れ上がった。実は去年に引き続き、左目付近を虫に刺されていたのだ。去年と違うのは、額を刺されたということ。それなのに、ユーコンのミスター ( 水曜どうでしょう ) 並みにまぶたが腫れたということ。しかも、刺されたところが化膿してきた。仕方ないのでガーゼとテープで目を覆って出勤している。去年と同程度だとすると、全治 2 週間くらいか… この期に及んで病院にいかないのはポリシー。それにしても、ついてない。

何が悪いんだ? 存在か?

2009/8/14 金曜日

釣れない鱧

Filed under: 釣り — Charlie @ 23:32:03

延々 2km も歩いて坊主だと、南防波堤の帰り道は、自分をどう納得させようかとそればかり考えることになる。今流行のウォーキング? 登山のトレーニング? 修行?

関係ないけどってなんか字が艶やかだよね。

仙台ハモ釣り第二弾 – 8/14 Fri. 18:30 ~

真夏の夜の釣りのアナゴ仕掛けでリベンジ。

今回は仙台新港の南防波堤の先端で夜釣りをすることにした。

仕事が終わった後におっとり刀で仙台新港に向かう。釣り人の車がそれなりに停まっている。速ぇーな、ォィ。適当なスペースに車を停めて、南防波堤の先端まで歩いて行く。

仙台新港の南防波堤の長さは 2km くらいだろうと思っていた。先日、友人が「南防波堤って 1km くらいじゃねーの」というので、 Google Maps で距離を測ってみた。

海側から計る。南防波堤の先端、直角に折れ曲がった部分が 100m ある。そこから陸の方に向かって、港に面した付け根の部分までの距離が 1200m 。付け根から港 ( 駐車場。サーフ。 ) の方まで、テトラ地帯が 400m 続いている。

堤防部分に限れば 1300m の長さと言えるが、駐車したところからテトラ地帯を歩いて来なければならないし、テトラ地帯で竿が出せないわけでもないから、南防波堤 = テトラ地帯 + 堤防 = 1700m ってことでいいだろう。

先端部分では、 4 ~ 5 人のシーバス狙いらしき釣り人達が、電気浮きをぷかぷかと浮かべていた。

私は堤防の先端を折れ曲がり、 100m ほど北へ向かう。灯台付近には誰もいなかったので、荷物を広げてベース地とした。

西から東へ、強い風が吹いている。潮の流れも、風と同様である。前回の釣りでは、潮の流れて来る元の方が、釣果が上がっていた。今回は、潮の流れる先の方 ( 東の先端部分 ) にいるので、条件としては前回より悪い気がする。

気を取り直して。仕掛けと竿は前回と同じである。ただし、餌のイワシとイカは、塩漬けにして身を締めてある。とりあえず、投げ竿にイカをセットして東の方に投げた。西の湾内方向ではイワシをつけてちょい投げ。

潮の流れが西から東なので、西に投げると仕掛けがだんだん戻ってくる。イワシは集魚効果が高いが、餌持ちしないのが難点だ。巻き戻してみると、 1 投目からもうない。餌を盗られたわけではなく、ただなくなっただけ。餌を付け直して再びキャスト。しばらく釣っていると、ヒトデがヒット。延々と繰り返す。

投げ竿の方は、餌持ちするイカをつけているので、なくなることも無く、戻しては投げ、戻しては投げの単調無限ループ。

趣向を変えて、投げ竿を湾側へ投げて置き竿することにした。一方、東の外海側にチョイ投げ。投げてから仕掛けが着底するのを待ち、大きくあおって糸ふけを取りつつ仕掛けをなじませる。しばらく待ってから少し巻き戻しすのを繰り返す。

何投目かで、ガツンというアタリがあった。条件反射的に即アワセしたが、余裕でバラシてしまう。あー、アワセちゃダメだって。向こうから食い込むのを待たないと。アイナメ系の激しいアタリだったが、よく分からず。ドンコかな?

エンドレスの流れ作業とも言えるキャストを繰り返す中、アタリがあると嬉しくてついついアワセてしまいそういなるが、いかに即アワセを我慢するかがこの釣りの重要な課題だ。

同じポイントを攻めるが、その後アタリはなく。時は流れ、一度きりのチャンスをものにできず、またしても坊主。

南防波堤の先端からの風景

南防波堤の先端からの風景

南防波堤の先端からの夜景

南防波堤の先端からの夜景

釣りランクは 1 ランク down の権律師。ヤバイ、せめて平民クラスに戻りたい…

感想
  • 投げ釣りにおいて、 2 本竿は正解。 1 本は置き竿にしつつ、 1 本は手持ちでポイントを探る。
  • 投げ竿の仕掛けで 1 本針はよろしくない。餌がなくなっても気づかないので 3 本針にして、それぞれ別の餌をつけるのが良さそうな気がする。チョイ投げは 1 本針で OK 。
  • 3 本針は仕掛けが絡まるから、という意見には、釣れないよりマシと声を大にして主張したい。如何に少ないチャンスをものにするかが、投げ釣りの極意ではないだろうか。船は数が釣れるから別としても。
  • というわけで来週は南防波堤の付け根のところで、 3 本針にて挑戦する。釣れるまでやるぞチクチョウ。
  • 場所を変え、塩釜港でやるのも手か…

ハモ釣りでもまったりできないのは性格故か…

2009/8/8 土曜日

真夏の夜の釣り

Filed under: 釣り — Charlie @ 13:10:37

仙台ハモ釣り

仙台で夏の風物詩といえば、夜のハモ釣りである。と勝手に思っている。

親の敵とでもいうように、照りつける日差しによって温められたアスファルトからは熱が消え、夜の帳から涼しげな風が吹く頃、空と海に浮かぶ月を見ながら、釣り人はビール片手に半月に曲がる竿を夢見る。うっとおしい説明の中にも風情あふれる釣りだ。

しかも、仙台でハモと言えばアナゴのことだそうだ。何とも文化的な言葉ではないか。もはや、ハモ釣りが仙台の夏の風物詩に祭り上げられることに、誰も異論はないはずだ。仙台七夕祭りといえばと言うくらいの風物詩っぷりだ。山と言えば谷啓みたいな。

というわけで、恒例の仙台新港の沖堤防で、ハモ (=アナゴ) &シーバス釣りをすることになった。

予定では 8/8 (土) の 15 時に渡船して沖堤防へ、翌 8/9 (日) の午前中に上がるカンジだ。時間にすると 20 時間ほどにもなるだろうか。これだけの時間釣り続けるって、「屋久島 24 時間耐久魚採り対決」か。

しかし、私は鉄人には程遠い存在なので、途中でちゃんと寝る。寝釣りはレベルが高すぎて、私にはできない。

従って睡眠場所は必要なわけであり、登山装備の時に買った \2,000 くらいのテントを持参することにした。

長時間堤防に居座るため、基本的にまったりとした釣り空間を作り上げようと画策している。そう、冒頭からテンション高めなのは、今回の目的がキャンプと釣りの融合だからである。

およそ装備は次のようになる。

キャンプ装備 テント / マット / 椅子
LED &ガスランタン / ガス缶 / ヘッドライト
レインウェア / 一眼レフカメラ / 三脚 / 携帯 / ラジオ
釣り装備 投げ竿 / シーバス用ロッド / 置き竿用の三脚
ケミホタル / 仕掛け / ルアー / サンマ切り身
タモ / バケツ / 濡れタオル / 軍手
食料品 クーラーボックス / 凍らせた水 4L (保冷剤の代わりと飲料用)
ビール 2 缶とつまみ / 2 食分食料
アナゴ釣り仕掛け

投げ竿は、サーフ用のリールに 3.5 号のフロロカーボンを死ぬほど巻いている。 2 → 12 号の力糸つき。
もう一本は私のおなじみロッド、ラテオ96ML。リールはバイオマスターで、 2500 番スプールに 2 号のフロロカーボンを巻いている。

仕掛けはどうしようか。前回のサーフ投げ釣りで、片天秤に仕掛けが絡まることが判明したので、 U 字型?の天秤とか、ジェット天秤にしようと考えている。中通しのおもりを使ってもいいかもしれない。

ぐぐった挙句に次のような仕掛けにした。

アナゴ仕掛け – 針部分(共通)

アナゴ仕掛け(針部分)

アナゴ仕掛け(針部分)

針はうなぎ 13 号 ~ 16 号を使った。蛍光ビーズと蛍光チューブが発光し、夜行性のアナゴにアピールするはずだ。寝る前のライトを消した部屋で、蛍光ビーズやらの仕掛けが浮かび上がると、何事だと思って一瞬ドキっとするのはご愛嬌。

アナゴは釣れた時に、長い胴体が仕掛けに絡まり、解くのに時間がかかってしまうことがあるので、なるべく絡みにくくなるように、 10 ~ 15cm 程度の蛍光チューブを用いる。光るのと絡みにくいのとで一石二鳥である。さらに、情熱的なアナゴが仕掛けに絡み付いて離さない場合でも、すぐに交換できるよう、スナップサルカンで取り外しやすくする。

針の部分は共通なので、 6 セットほど作成しておく。竿を 2 本出すので、半ダースだとちょっと足りないかも? 足りなくなったら現場で作成すればいいか。餌はサンマ切り身にしようと思ったが、安かったイワシになった。あとイカの切り身。どちらも家で捌いて幅 8mm 程度の短冊にした。イカの足は小麦粉をまぶして揚げた。これは私の餌である。

アナゴ仕掛け – おもり部分

アナゴ仕掛け(中通しおもり部分)

アナゴ仕掛け(中通しおもり部分)

こちらはラテオ 96ML 用の中通しおもり。ロッド負荷の関係でおもり 10 号程度を使う。ケミホタルバージョン ( 強い発光 ) とルミコバージョン ( 微光 ) に対応した 2 セットを用意。ケミホタルとルミコはサイズが違うので、ラインに通すチューブの大きさが異なる。

なお、ラテオでは、朝マズメ、夕マズメにシーバスも狙う。その時の仕掛けはメタルジグかミノー、もしくはスプーンだ。お金がかからなくていい。

と言いつつ 3 千円くらいジグとミノーを購入してしまった私がいますよ。さらにガルプのワーム ( ベビーサーディンとサンドワーム ) を 2 千円くらい追加購入してしまった私が通りますよ。

ガルプの入れ物

これまでの流れをあっさりとぶった切って、唐突にレポートのコーナーです。ガルプ溶液が酢イカの臭いであるというのは周知の事実です。さらに、ガルプを入れている容器は漏れやすい、というか確実に漏れるというのも事実です。

これまで、如何にして漏れない容器にガルプを入れるかが課題でした。ナルゲンの広口丸形ボトルだと取り出しづらいし、広口ジャー 60ml だと取り出しやすくはあるが大きいワームだと折れ曲がるし、スクリュートップキーパーは蓋に難があってガルプを入れる気にはならないし、といったようなことで頭を悩ませていましたが、どうせ取り出す時に指がガルプ液に浸かってしまうのは一緒ということで、最終的に、ナルゲンの広口丸形ボトル 125ml に、複数のワームと溶液を分け入れて持ち歩くことにしました。さらに、ピンセットと一緒に小さなスタッフバッグか、おなじみジップロックに入れてセットにしておけば指がガルプまみれにならず完璧です。

そうです、ピンセットを持ち歩けば、わざわざ値段が高くて、容量が小さい広口ジャーを買う必要はないんです。普通のボトル ( ナルゲンの ) でいいじゃないですか。どうせ浸かるのはピンセットなんだし。さらに、ガルプを複数のボトルに小分けにすることもありません。大きめのボトルに入れればいいんです。ワームを取り出すときも、ピンセットで選別すればさほど手間はかかりません。ちょっと苦労するだけです。

「ピンセット? いらね」という人は、針抜き用にペンチがあれば、それを使ってもいいかもしれませんね。でもピンセット、使いやすいですよ。

アナゴ仕掛け(遊動天秤部分)

アナゴ仕掛け(遊動天秤部分)

こちらは投げ竿用。船釣り – ヒラメ五目 & カレイ釣りのときに遊動式にして使っていた天秤を、今回はほとんど固定して、 20 号程度のおもりで遠投する。フィッシャーで 1 個 75 円だった。ちなみにサイズは L である。

この仕掛けも、やはりケミホタルバージョンとルミコバージョンを 3 セット用意した。果たして絡まないで投げられるだろうか。

ふと思いついたのだが、遊動式天秤と針の間にカゴをつけて、魚の頭とか入れてコマセにできないかな? エイとか釣れたりして…

今回の釣行では、アナゴを釣った、アナゴ 5 匹以上を釣った、 50cm オーバー 1 匹 が混じっていた、シーバスを釣った、 50cm オーバーだった、により、一気に 5 階級上がるつもりでいる。これを取らぬ狸の皮算用と言う。

実釣

船を待つ間に野良猫を餌付け。

グレイの猫

グレイの猫

黒い猫

黒い猫

黒とグレイの猫(暖色フィルタ)

黒とグレイの猫(暖色フィルタ)

試しにパンをやったら黒猫がえらい勢いで持っていった。きっとグレイの猫は大人しいんだなと思いきや、何度も何度もおねだりされてしまう。黒猫は小食で、 2 ~ 3 回でパンは飽きてしまったらしい。おやつはグレイの猫に皆食べられた。

船で北堤防に渡ってテント設営。ソファを出してくつろぐ。

船

夕マズメは置き竿を放っておいて、ルアーでシーバスにチャレンジするもいつものごとくアタリなし。

そして夜はアナゴオンリーで挑戦するも、惨敗。 0 時を過ぎた頃に頭痛に悩まされ、翌朝 8 時までダウン。結局ドンコ 2 匹 ( リリース ) と多数のヒトデか。

工場の夜景

工場の夜景

工場の夜景2

工場の夜景2

翌朝、一晩中釣っていた友人は坊主。餌はアオイソメ。

一方、南側で黒鯛をやってたグループは、黒鯛、シーバス、アナゴをあげたそうで、真ん中と北側は散々だった。

潮の流れは、岸に向かって左から右へ。おそらく、南南東から北北西の流れだと思う。潮の上流が調子良かったことになる。

堤防の真ん中でやってたおじさんは、カレイのいい型のをあげていた。アナゴ 45cm を釣ったけど、網に入れておいたら逃げてしまったらしい。大きくても逃げるので注意。餌はアオイソメとのこと。おじさんの話だと、去年に比べると驚くほど釣れないとのこと。これなら南防波堤でやっていてもよかったかも。

釣りランクは、ドンコリリースにつき据え置き。狸は取れず無念。

反省
  • 北堤防の南側 ( 船で向かって右側 ) で黒鯛の調子が良かった。
  • ヒトデが多くて餌がとられるので、頻繁に餌の様子を見ること。長とも 20 分だな…
  • イワシはそのままだと身崩れして持たないので、余った分を塩で締めることにした。冷凍して次回の釣行に。

釣りは、下準備をしたからと言って期待通りに釣れるものではない。

なんてこった。

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