2009/5/30 土曜日

登山装備

Filed under: キャンプ — Charlie @ 12:56:58

山へ行こう

何を血迷ったか、最近は登山に興味を持つようになった。最小限の装備で、可能な限り山奥へ向かい、人のいない自然に親しむ。自然への挑戦である。

どうせやられることは分かりきっているのだが、もしかするとハマってしまう可能性もないわけではない。やってみないと分からないではないか。

しかし、登山用の道具を揃えるのは大変なのだ。主に金銭面で。

私はキャンプをする。キャンプ用の道具は多少大きくても、使い勝手が重視される。

代表的なのがテントである。たとえば私の所有するダンロップ R-224 は、収納サイズが大きく、重い。一方アルパイン・テントは、リュックに収めることを前提としているためか、収納サイズがかなり抑えられている。

以下は私の持つ R-224 と、その後継品である R-225、私が密かに狙っているアルパインテントのエスパースである。

製品名 サイズ 収納サイズ 容量 重量 実売価格
ダンロップ R-224 120(W)*210(L)*110(H)cm 45*20*20cm 18l 3.7kg \18,000
ダンロップ R-225 120(W)*210(L)*115(H)cm 44*28*14cm 17.5l 2.26kg \22,000
ヘリテイジ エスパースソロ 100(W)*210(L)*105(H)cm φ13c*30cm + 41cmのポール 4l + (1lくらい?) 1.5kg \36,750
ヘリテイジ エスパースデュオ 130(W)*210(L)*115(H)cm φ14cm*31cm + 41cmのポール 4.8l + (1lくらい?) 1.7kg \45,150
それにしても R-225 はすごく頑張った。ちょっとだけど容量も減らしたし、重量に至っては 4 割減である。
この重さであの居住性はすごい。結局は収納サイズの問題か?
ともあれ、R-224/225 はテントの長辺に前室・後室を備えているので、快適さにおいてエスパースとは比較にならない。
( 本来、比較するようなテントではないが )

R-224 は重いから比較対象から外し、同じサイズの R-225 とエスパースデュオを比べてみよう。重量に関しては、ペグを含めるとエスパースも 200g 程度プラスされるはずである。R-225 の 2260g に対して、エスパースデュオの 1900g 。

360g の差はけっこう大きいが、耐えられないほどではない。しかし、その容量には恐ろしいまでの差がある。( ちなみに、容量は収納サイズから割り出して、小数点を切り上げている )

そして、値段にも空恐ろしいまでの差がある。やめてくれよ。

私はこれまで、どちらかといえば性能重視の方向で道具を揃えてきた。おかげさまで、けっこうな散財をしてきたのだが、登山の装備は、それ以上に散財を強いられることになりそうだ。

登山装備は軽く、小さくが重要であり、なるべく小さな道具を、容量に限りのあるリュックに収納する必要がある。

リュックを担いで山道を登るので、重くなってもいけない。テントで 1 夜を明かすとして、60リットルクラスのリュックに 10kg 強くらいに収めるように装備を収納していく必要がある。

となれば、ほとんど買いなおしではないか。使い回しができるのは、ダウンシュラフとチタン製のクッカー ( 調理器具兼食器のこと ) と、ヘッドライトなどの電気製品くらいではないだろうか。容量にゆとりがあれば、バーナーとランタンも使い回しができるとして、今使っているインフレータブルマット ( エアマット ) なんて収納サイズが 15l くらいある。ダンロップのテントと同じ体積じゃないか。

モンベルの U.L. コンフォートシステムパッド 180 なんて収納サイズがφ12*25cm だから、 2.83l しかない。今のマットを持っていく体積で、5個も入る。

という感じでテント、マット、レインウェア、リュック、そんなのを揃えていったらあっという間に 10 万は越してしまう。

登山の意義

毎月の生活費を削ったり、お小遣いでこつこつと道具を揃えて、いよいよ登山するぞ、となったときに、登るべき山の目的地には、飲み水がない可能性だってある。となると、 2kg の水も持っていく必要がある。単純に考えて 13 kg ほどの装備になるだろうか。

13kg の荷物を担いで片道 5 時間も 6 時間も歩くのだ。何でわざわざ苦行のようなことをしなければならないのだろう? 何故そんなことをしたがっているのだろうか、この男は。

冷静に考えてみようじゃないか。「新しいテントが欲しい」とか「マイナスイオン吸いまくりたい」とか、「虫キライ」とか「写真撮りたい」だとか、様々に湧き上がる思いから余分なものをそぎ落としていくと、最後に残った核は「果たしてそこまで苦労に見合うものは得られるのだろうか」という好奇心だ。

山があるから登る人たちも、苦労に見合うだけの代価があるから登るのだろう。価値観とは人それぞれで、コレクターの集めるものは、興味がない人からすれば唯のゴミ、という一般論が頭をよぎるが、私は知りたいのである。

このような人間は、いずれ、猫のように、そいつに殺されるに違いない。

というわけで、物は試し、 Wild-1 の登山用のようなテントを購入、ダッフルバッグに放り込んで泉ヶ岳に挑戦することにした。だいたい \12,000 くらいだったかな。

さっそく金銭面で殺されかけている。

5/30 (土) 雨

あいにくの雨でキャンプに変更になった。何のためにテントを買ったのか分からなくなった。いつものダンロップ R-224 でいいじゃん。

私の周りで、積載容量の少なさに定評のある MR-S から予備タイヤを外し、空きスペースに積めるだけ積んで、友人を迎えに行く。泉のアウトレットモールでモンベル・ショップを物色しつつ、 1 枚 \18,00 のタオルを購入。速乾性とはいえ、その値段はひどすぎる。その足で 1F に行き、食料品を購入後、泉ヶ岳に向かった。

最初に泉ヶ岳ロッジ付近を見て回ったが、水場が分からない。 2l の水は持ってきたが、水場がないと厳しいので、車で麓にあった別のキャンプ地に向かう。釣り場とセットになっているようなところだったが、どういうわけか閉鎖されていた。その後うろうろしてはみたものの、他にいい場所もなさそうだったので、泉ヶ岳ロッジの西側にある東屋付近をキャンプ地とすることにした。

傍に水飲み場があるが、元栓が締まっていて水が出ない。あきらめた。

テント設営の段となり、小雨が降っていたのでタープを張った。どうせ東屋があるから、食事はそこでできる。ならばというわけで、タープ下にテントを設営することにした。ぬるいね。

私は Wild-1 のテント、友人用には、釣りで使うために買った \2,500 の激安テントを持ってきた。どちらも初めての使用で、しかも安物テントは浸水が不安だったため、タープ下に幕営したのは正解だったかも。

20 時頃、スパ泉ヶ岳に行って、 1 時間ほどで帰ってきた。あまり遅くなると夕飯が食べられなくなるからだ。すでに夕飯というより夜食の気分だったが。

だらけきった気分で焚火台を囲み、バーベキューしながら酒を飲んでいると、如何にも改造してるっぽいエンジン音の車が駐車場に入ってきた。

テントを張ったところからは見えないが、音だけは耳障りなほどに良く聞こえてきた。

しかも、そのうち彼らが定常円 ( バイクで言う MAX ターン ) を描き出したらしく、五月蝿いといったらなかった。スキール音より、エンジン音が五月蝿かった。アクセルをポンピングで吹かしすぎなのである。しかも複数台で合唱してるし。

あまりの五月蝿さに 0 時頃意識を失った。え、酔ってないよ?

翌日、 5 時頃起きて、ちょうど良く雨が上がっていたので、ご飯を食べてすぐに撤収。

激安テントは水が染み出していたらしい。雨に弱いことが分かった。 Wild-1 のやつは、グランドシート ( 正確にはフットプリント? ) を敷いていたからか、問題なかった。

登山できず無念。

実は私は、人のいない世界に行きたがっているのかもしれない、と思う今日この頃。

2009/5/4 月曜日

仙台新港 – 沖堤防タコ釣り

Filed under: 釣り — Charlie @ 21:48:59

タコ釣り

LPIC 試験も一区切りつき、心底開放された気分で GW を迎えることができた。

というわけで、今回はたこてんやを使ったタコ釣りである。たこてんやはタコ用のルアーで、このような形をしている。

たこてんや

たこてんや

この平らになった部分にカニや魚、豚の脂などを乗せ、タコが餌に抱きついたところをえいやっと引っこ抜く。生餌でなくてもかまわない。カニのおもちゃを乗っけたルアーも売られているし、それでも実際に釣れる。らしい。ちなみに上記は我が友人の自信作である。作るのが楽しいと言っていたので次も頼む (ワラ

実際は夜中 3 時まで作成していたとか

さて、今回釣りをする場所は仙台新港の沖堤防である。

仙台新港から陸続きの 2km くらいある長い防波堤を南防波堤と呼んでいる。その先端から 2km ほど沖に、堤防が二つある。それらの堤防には船でしか行けず、北側の短い堤防を北防波堤、南側の長い堤防を沖堤防と呼んでいる。この辺、慣れないと紛らわしい。

今回は沖堤防の方で釣りをすることになった。

面子は2004/08/15 相馬港と同じ、友人と、その友人の兄さんである。彼らとは何度か釣りを一緒にしているが、去年は環境が変わってなかなか遊べなくなってしまった。今回、 1 ~ 2 年ぶりくらいの釣りとなる。

住んでいる地区が異なるので、待ち合わせ場所の港に現地集合である。朝 3 時に起床、 4 時に車で出発。だいたい 4 時 30 分にはついていた。 5 時に船で沖堤防に向かう。

いやね、ホントは船って書きたかったわけですよ。でも普段字なんて書かないじゃないですか。ついついよく使う文字を、なんとなく書いちゃって、形が似てるもんだから、あまり気にしないでいたら般ですよ。もう般でいいじゃないですか。これからは船じゃなく、般で海に行きます。

いやね、ホントは船って書きたかったわけですよ。でも普段字なんて書かないじゃないですか。ついついよく使う文字を、なんとなく書いちゃって、形が似てるもんだから、あまり気にしないでいたら般ですよ。もう般でいいじゃないですか。これからは船じゃなく、般で海に行きます。

東側を拠点にすることにした。

沖防堤

沖防堤

まず、友人と友人の兄さんが東側で降り、その後単独で、船で西側に連れて行ってもらう。

沖堤防2

沖堤防2

沖堤防3

沖堤防3

タコ釣り装備として、荷重 200 号の超硬い 2 ピースの竿を半分だけ使ったものと、ウェストポーチに入れたアジのみという軽装。そうでなくとも延々歩くのだ。重い装備なんかやってられない。

こうして私は西側から、友人の兄さんは東側から攻めてくることにした。

東へ 20 分ほど歩いたところで、「根掛りか?」と思える現象が起きた。

針が引っかかったのか、進行方向に進んでもビクともしない。やむなく、反対方向に進んだらあっさり外れた。たこてんやをあげてみると、餌が半分以上消失していた。

後で聞いたらそのポイント (5番) では毎朝タコが上がっているらしい。ということは、おそらく、タコだったのだろう。あたりはまったくなかったが。これまた後で聞いた話では、タコのあたりは、ただただ重くなるだけとのこと。

また、海底にへばりつかれてしまった場合、思い切り引き抜いてもまず上がらず、糸を緩め、油断するのを待ってえいやっと引き抜くかしないとダメらしい。油断させて、タコが逃げようとするタイミングはどうやって見極めるんだと小一時間問いただしたい。糸を緩めたら当たりも何も分からないだろうに。

というツッコミ虚しく、その後はタコらしき反応には会えず、ひたすら東へ歩き続けた。途中、友人の兄さんと邂逅、情報交換すると、見事タコをしとめたとか。すげー。

ミズダコ

ミズダコ

結局タコの姿を拝めず、歩き続けること 1 時間以上、もう腰が痛いわ肩は凝るわで大変だった。

底を攻める

東のベース・キャンプについた。

タコ釣りは飽きたので、ワームを使った釣りに切り替える。対象魚はソイ、アイナメ、ヒラメ、カレイなど。

ソイ、アイナメ、ヒラメはフィッシュ・イーターなので、底を取り、ワームをひらひらさせていれば食いつくらしい。また、カレイも狙いたいという思いから、イソメ型のワームも使ったりすることにした。だいたい欲をかくとろくな目にあわないのだが。そこはお約束。とりあえず何か釣れてくれということで。

まず、釣り場の地形だが、堤防の先 10m 地点に捨石 (捨てテトラ) が敷き詰められており、その先が深くなっている。これはどういうことかというと、ちょっとルアーを投げ、底を引きずって寄せると、捨石に引っかかるということ。ではどうすればいいか。 10m 地点まで寄せたら、えいやっと浮かせて、捨石の部分の上までルアーを引き上げ、そこから再開するしかない。

ただ、アイナメやソイはテトラの合間に潜んでいるから、あえてそこの捨石の部分に落とし込んでみたりもしたのだが、根がかること根がかること。最終 14 時までの計 6 時間で、 15 個の仕掛けをロストした。内海の方では底を攻める釣り方は向かないと断言できる。今度から捨ておもり式の仕掛けにしなければならないな。

あまりに根がかりするので、東側先端に移動、外海に向かって投げた。

ワームを投げる。底に着く。底を引きずって寄せる。時折あおって魚にアピール。ワームはゴムのおもちゃだから、絶えず動かしているのだが、昼までやってもピクリともこない。額から一筋の汗。

いつものように、「え? ピクニックに来たんだよ?」と強がればいいのだろうか。

まあ、今回は修行と思うことにしているので、「飽きた~」とか言いつつも、ワーム釣りは止めてない。いつもならば飽きてすぐ別の釣りをしたがる私にしては珍しいことである。

ふとタバコが吸いたくなり、ルアーを放った後、フローティングベストのポケットをごそごそやっていたら、若干重い手ごたえが。どうもこの竿 (タコ釣り用のロッドとはまた別のパックロッド) は劇的に感度が悪いらしく、当たりがほとんど分からないのだ。 6 千円くらいの私にしてはお高めなロッドなのに。

給料日になったらカーボン含有率の高い (値段も高い) パックロッドを買おうと決意しつつあわててあおってみると、ビクリビクリと反応がある。何かしらの魚がかかったようだ。ただ、この時点では何の魚かは分からない。さらに巻いてみる。左右にダンスしている。どうやらアイナメのようだ。

ラインは PE 1.25 号なので余裕でゴボウ抜き。小さめのアイナメだった。記念すべき初ワーム Hit。へー、本当に釣れるんだ…

アイナメ

アイナメ

この瞬間まで、ワームに魚なんてかかるはずがないと思っていた。メーカーの販売戦略さ。子供におもちゃ売りつける手口と同じ、なんて。先々週に友人がワームで 50cm 弱のアイナメを釣った写真を見ていたのだが、まさか実際に釣れるとは。

うは。

というわけで、今回分かったことをまとめておこう。

タコ釣りまとめ
  • たこてんやにアジで OK
  • アジはゴムでとめると良い。ゴムは切れやすいので大量に予備を持っていくこと。 20 本くらい
  • 若干休みながらゆっくり歩いてくること。せっかちだとかかりづらいっぽい
  • タコにあたりはない。重くなったら根がかりではなく、タコと思って思い切り引くこと。根がかりであってもタコと信じるべし
  • あおって巻き上げるのではなく、一定の間隔で巻き続けること。あおって休んだ瞬間に離れていく
  • 底にへばりつかれたらまずはがせない。油断させるか切れるのを覚悟するか。賭けに出ざるを得ない
ワーム釣りまとめ
  • メタルジグとは違い、動かし続けているよりは 30 秒くらいの間隔で休み休み攻めた方が良い
  • 沖堤防の内海側で底を探る釣り方禁止。経済的に打撃。捨ておもり式の仕掛けにすべし
  • ワームはガルプで Hit したので、いけることが分かった。ただし、酢イカの香り…例によって液漏れして大変なことに。二重・三重の袋でガードすべし
  • 意外とワームっておもしろい

14 時撤収。釣果は 1kg 程度のタコ 1 匹、アイナメ 2 匹だったかな。あとドンコもいたかも。彼らに差し上げて、持ち帰ってないので詳細は不明。

なお、その日のコンディションは悪かったらしい。北防波堤から一緒になった釣り人が、チビナメ 1 匹とぼやいていた。仲間仲間。

そんなコンディションの割りに、私の釣果は良かったといえるだろう。それにしても初めてまともな獲物を釣り上げたような気がする。

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