2008/3/31 月曜日

冬の長道

Filed under: キャンプ — Charlie @ 23:00:50

失敗を取り繕う

その日は 6:00 に起床した。何故そんな真夜中に?

およそ 1 年ほど前になるだろうか。次の趣味はキャンプだと息巻いて買ったダンロップ R-224 というテント。それから半年が過ぎた 2 回目のキャンプ。あまりの寒さに、深夜、ペンライトの光を頼りに、ゴトク(携帯用コンロ)に火をつけて暖を取っていたところ、何かの拍子に衝撃を与えてしまった。それは確かに小さな衝撃だったのだ。

それなのにゴトクのやつときたら、亭主の浮気を知った奥さんみたいに激怒した。爆発めいた炎が上がり、人の気配が希薄な自然の漆黒を、オレンジ色に染め上げた、らしい。後から同行者に聞いた話だが。テントは熔けて手と首筋に降り注ぎ、おかげさまで何週間かは火傷の治療をする羽目になった。医者嫌いのため、病院へは行かなかったが。

問題のテントは、穴が開いたまま何ヶ月も放置されることになった。補修するつもりで買ったハギレも、布を縫い合わせるのが面倒だったため、ほったらかしである。

ある日、針と糸を手に取り、何となく縫い始めた。 1 辺を縫うのに 30 分もかかった。 大きく開いた穴は 2 箇所である。たたんだテントでは縫いにくいので部屋の中でテントを組み上げてて、傍から見れば何をやってるんだと疑問に思うことだろう。涙ぐましい努力の結果、テントの補修は終わり、使えそうだと判断を下した。

3 日もかかった。

リベンジ

というわけで、 6 時に起床したのは補修したテントの性能テストのためである。

重い荷物の搭載に手間取り、あらかじめ決めておいた待ち合わせ場所へ 10 分遅刻して到着。ガソリンを入れて、 7:00 出立。 45 号線を東に進み、 4 号線を南下。目的地は福島のキャンプ場。いよいよロングツーリングの開始である。

仙台から名取まで、渋滞するのはいつものことである。名取を過ぎたあたりからようやく空いてきたなと思ったら、今度は信号につかまり始める。岩沼市から白石市を過ぎ、福島市までは止まってばかりだった気がする。

途中、珈琲休憩を挟んだが、寒い。とにかく寒い。気温は 7 ℃前後と、厚着すればさほどでもないような感じを受けるが、初心者ロングツアラーにとっては命取りである。
平均時速 60 km/h の走行で秒速 16.7 m の風を受け続ける計算だ。風速 1m につき 体感温度は 1 ℃低くなる。 -10 ℃近い体感温度を数時間に渡って耐え続けなければならないのである。

タンクトップにブレスサーモのシャツ、薄いジャンパー、ボードウェアという、ボードだったら間違いなく暑苦しい出で立ちでさえ、 16.7m の風にはまったく歯が立たない。ボードウェアの内側に白金カイロを仕込んでいたのだが、小刻みに体が震えてしまう。

おそらく、ジッパーを上げても襟元から風が入ってくるのと、ボードウェア全体がばたついて、内側の熱を拡散してしまっているのだろう。そして、ブレスサーモは直接素肌に着るべきだった。汗を吸収して発熱するブレスサーモの特性上、間に下着が入っていると、性能をフルに発揮できないのである。ブレスサーモの上にセーターを着ればよかった。

耐え切れず、 2 回目の休憩でホッカイロを購入、ブーツとグローブに仕込んで走った。それでも余裕で寒いのだから、その寒さは推して知るべし。

福島に入ったら片側交通規制で渋滞。ノロノロ運転。この頃から iPod で音楽に逃避。

二本松市、本宮市を経過。郡山市あたりで、「本当は会津にしようと思ってたけど、風が強いから南下しよう」と言われる。おい。まだ走る気か。

嫌になるほど 4 号線を南下、郡山市から須賀川市、二本松市、本宮市を経過。白河市のあたりで 294 号線に入る。ぐねぐね回ってさらに南下。

道の駅「東山道伊王野」で名物の水車で挽いた蕎麦を食べる予定だった。わくわくしながらバイクを停め、店に入って棒立ちになる。順番待ちの人たちが並んでいる。失礼ながら、人口密度の低い地域にしてはありえない光景だ。どこからこんなに人が来るのだろう? よほど美味いと評判なのか。ちょうど昼時ということもあだろう。それにしても、だ。泣く泣く道を引き返して、途中にあった蕎麦屋で遅めの昼食を取った。 3 度のご飯より蕎麦好きな私には酷な話である。お土産の蕎麦ではあまり慰めにならない。

294 号線を引き返して「東山道伊王野」まで戻ってさらに南下し、右折だか左折だかして砂利道を進み、蒲公英村というキャンプ場にたどり着いた。

テント設営
バイクとテント たんぽぽ村 梅

食材を買出ししつつ、薪を燃やすために拾ってきた小枝に火をつけるが、コレがまた全然燃えない。昨日雨が降ったせいで湿っているようだ。仕方がないので、購入した薪にコンロで火をつけた。
炭の方は着火材を使って火をつけた。風が強いので勝手に燃えてくれる。難点は火力が上がりすぎることだ。全ての食料に火が通る前に燃え尽きてしまった・・・

風の強い夜の炭火 風の強い夜の焚火

バルブを開いて方っておくだけで膨らむマットに、空気を入れてさらに膨らまし、シュラフとインナーシュラフでちょうど良い暑さだった。私は基本的に暑がりだから、気温は寒い方だったのだろう。
風が強すぎて湯冷めしそうということで温泉にも入れなかったのがツライ。感覚的には、キャンプじゃなくて山登りのような苦行に近い。

たんぽぽ村の空 梅と蜂

翌日も同じ思いで帰宅。 10 時に出発して 17 時過ぎに帰宅した。

燃費

どうでもいいいことだが、燃費はかなり良かった。往復 500km の道のりを、満タン 2 回の給油で走れた。 HONDA XR250 の燃費は 20km/l くらい。 1 回の給油で 7l くらいだから、 500km を 14l で走ったことになる。リッター 35km だ。ガソリンがバカ高いのを気にして、いつもより高いギアで走ったのが効果的だったようだ。

2008/3/21 金曜日

iG:Syntax Hiliter で使えるタグ

Filed under: iG:Syntax Hiliter — Charlie @ 20:11:14

iG:Syntax Hiliter

iG:Syntax Hiliter という WordPress のプラグインがある。このプラグインを有効にすると、ある特殊なタグで囲ったソースコードが、見やすく表示されるというもの。
例えば、 html では許されない < や > などのタグも、いちいち &lt; や &gt; などと表記しなくても良くなるし、色分けもされて見やすくなる。

タグ一覧

※ カギカッコは、本来、半角で表記する

言語 開始タグ 終了タグ
ActionScript [as] [/as]
ASP [asp] [/asp]
C [c] [/c]
C++ [cpp] [/cpp]
C# [csharp] [/csharp]
CSS [css] [/css]
DELPHI [delphi] [/delphi]
HTML [html] [/html]
JAVA [java] [/java]
JavaScript [js] [/js]
MySQL [mysql] [/mysql]
PERL [perl] [/perl]
PHP [php] [/php]
PYTHON [python] [/python]
RUBY [ruby] [/ruby]
SMARTY [smarty] [/smarty]
SQL [sql] [/sql]
Visual Basic

[vb] [/vb]
VB.NET [vbnet] [/vbnet]
XML [xml] [/xml]
css 例
CSS:
  1. body {
  2.   text-align                 : center;
  3.   background-color           : #eeeeee;
  4.   color                      : #000033;
  5.   font-size                  : 1.0em;
  6.   line-height                : 1.1em;
  7.   margin                     : 0px 1em;
  8. }

sql 例
SQL:
  1. mysql> SELECT * FROM wp_Counterize_Pages WHERE url = "/bloody-mary/wordpress/?p=17";
  2. +--------+------------------------------+-------+--------+
  3. | pageID | url                          | count | postID |
  4. +--------+------------------------------+-------+--------+
  5. |     26 | /bloody-mary/wordpress/?p=17 |    62 |     17 |
  6. +--------+------------------------------+-------+--------+
  7. 1 row IN SET (0.00 sec)

2008/3/18 火曜日

撮像素子と焦点距離と欲しいレンズ

Filed under: K200D — Charlie @ 22:36:46

レンズ

先日の買い物 (PENTAX K200D) でスカンピンになってしまった私だが、将来レンズを購入するために、 PENTAX のサイトを覗いてみた。

PENTAX 製品紹介:デジタルカメラ

「DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]」や「DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM 」とか言われてもさっぱり分からん。何のこっちゃ。これではレンズ選びもできないわけで、最低限必要と思われる予備知識を仕入れておくことにした。以下はぐーぐる魂を発揮して得た知識である。

撮像素子と受光素子

カメラの話。

世の中、 1000 万画素だとか 2000 万画素だとかでカメラ性能を宣伝しているが、撮像素子のサイズまで触れているケースは少ない。

撮像素子というのは、現実世界の風景 ( 光信号 ) を、電気信号に変換する部品である。 CCD とか CMOS とか。コンピュータが扱うデータは 0 か 1 のデジタルなので、光の色や強さを、コンピュータが扱えるように電気信号に変換する必要があるわけだ。

画素数というのは、撮像素子に敷き詰められた受光素子の数である。画素数が多いほど、人間の見た風景に近づくし、画素数が少なければ、風景はモザイクじみたブロックパターンになるだろう。

単純に考えると、撮像素子が大きくなれば画素数を増やすことができる。では、 K200D の撮像素子はどのくらいの大きさなのだろうか。 PENTAX K200D 仕様を見ると、撮像素子のサイズは 23.5mm × 15.7mm となっている。

35 ミリフィルムを基準にするのが慣例らしいので、両者の撮像素子サイズを比較してみた。

撮像素子 サイズ 面積 対角線
35mm フィルム 36mm × 24mm ※1 43.27mm
K200D 23.5mm × 15.7mm ※2 28.26mm ※2

※1 36mm × 24mm というサイズのくせに何故 35mm フィルムと呼ばれたかというと、24mm 幅フィルムの両脇についた穴(パーフォレーション)までを含めると 35mm になったため、らしい。

※2 面積だと 2.34 倍対角線では 1.53 倍違う。この 1.5 倍という数値は後々も出てくるので注意。

K200D の撮像素子面積は、 35mm フィルムの半分以下だ。仕様のページを見ると、 RAW 形式でデータを保存する場合、 RGB 各色が 12bit ( = 4096 階調 ) とあるので、 687 億 1947 万 6736 色の色合いが使えることになる。これほどの画像になると、通常の液晶ディスプレイでは表現できない。写真サイズでプリントアウトする分にはまったく問題ないレベルと言えるだろう。ちなみに、 JPG 形式で保存すると、色数を間引いてサイズを小さくしているので、画質が荒くなる。

撮像素子と受光素子

撮像素子のサイズ ( 面積 ) が大きくなれば、同じ大きさの受光素子をよけいに敷き詰めることができる。つまり、画素数が多くなって、細かい描画が可能になるわけだ。

では、同じ画素数のまま、撮像素子のサイズが大きくなったらどうなるのだろうか。一般的に、受光素子も大きくなるのだ ( 受光素子が同じで隙間が空くのはナシの方向で ) 。受光素子が大きくなると、少ない光量でも受光しやすくなる。つまり、高感度になるということだ。

つまり、撮像素子のサイズと、受光素子数=画素数が大きくなることによって、鮮明かつ豊かな色彩の画像を作り出すことができるわけだ。

1 撮像素子サイズ(小)/受光素子サイズ(大)・数(小) 灰色の円が受光素子。撮像素子サイズが小さい。受光素子サイズは大きいが、その数が少ない(画素数が少ない)ので、鮮明さに欠けるし、色もいまいち。
2 撮像素子サイズ(大)/受光素子サイズ(大)・数(中) 撮像素子サイズが大きい。受光素子サイズこそ 1 と同じだが、受光素子数が多く敷き詰められるよう、並べ方を工夫してある。
3 撮像素子サイズ(大)/受光素子サイズ(小)・数(多) 撮像素子サイズは 2 と同じだが、受光素子サイズを小さくして、画素数が多くなるようにしている。宣伝のための小細工と取るか、鮮明さを追求した結果と取るかは、コストと画像のバランスを考慮し、判断を下すべきだろう。
焦点距離

レンズから撮像素子までの距離を焦点距離という。焦点距離と画角には相関関係が成り立ち、レンズを選ぶ場合、この焦点距離や画角で、広角のレンズか、望遠のレンズかを判断して購入する。

レンズと撮像素子と焦点距離

焦点距離 画角 備考
15mm 111° 広角レンズ
21mm 91.7° 広角レンズ
28mm 75.4° 広角レンズ
35mm 63.4° 範囲は広いが、人の視界並み
50mm 46.8° 人の視界に近い
85mm 28.6° やや望遠
135mm 18.2° 中くらい望遠
200mm 12.3° 望遠
300mm 8.25° いい感じの望遠

画角(ラジアン) = 2 * arctan(43.27/ (2 * 焦点距離))
1(ラジアン) = 360 / (2 * π) = 57.3°なので

画角(度) = 2 * arctan(43.27/ (2 * 焦点距離)) * 57.3

ちなみに、 43.27 (mm) というのは、 35mm フィルムサイズの対角線の長さを表している。

焦点距離が短ければ画角が大きくなり、視野が広がってワイドな画像を撮ることができる。 180°の視界を映し出すことのできるレンズなんてのもある。

レンズで 15mm 、もしくは 111°といったら広角レンズのことである。また、 300mm 、もしくは 8.25°といったら望遠レンズのことだ。

結論

F 値には触れなかったが、以上を踏まえると、広角レンズが欲しい場合は、焦点距離が 40mm 以下のレンズを買えば良いし、望遠が欲しい場合は 200mm や 300mm とか書かれたレンズにすれば良い。

なお、レンズの焦点距離は 35mm 換算で考える必要がある。 35mm 換算の表示がない場合は、焦点距離を 1.5 倍すれば、 K200D の焦点距離になる。

画角を変換する場合は・・・シラネ。知識を詰め込みすぎて頭が痛くなってきた。今回はこの辺でお暇しようかな。

欲しいレンズ
  • タムロン SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF] (Model AB001)

標準レンズしか持っていない身で超広角レンズ狙いなのだが、それが正しいことなのか、イレギュラーなことなのかも判断できない。通常は望遠を狙うのかな? ま、発売するまでまったり待つか・・・

参考

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