Pen4 と Corei7 環境でのベンチマーク比較
4 週間ほど前に注文していた RAID ボード ( ASR-2405 ) がようやく届いた。
お届け期間「 2010/2/27 – 2010/3/12 」の最終日前日に発送するとはやるじゃないの Amazon さん。
在庫ありだから遅くとも 2 週間程度で届くと思って注文したのに、 1 ヶ月もかかったら普通は怒るよ?
注文時に \25,000 だったのが、しばらくしたら \30,000 で売っていたことに関係ありそうな。キャンセルさせたかったのか?
3/12 Fri. 子狐ご飯
ひょんなことから、子狐ご飯というものを知った。細切りにした油揚げをだし汁で炊き込むシンプルな炊き込みご飯らしい。現物を見たことすらないのだが、その美味しそうなイメージに、ついうっかり作りたくなってしまった。
というわけで、 3/12(金) は、仕事が終わるや否や、油揚げを買って帰宅した。
90 分クッキング
米を洗ってざるに 30 分放置。その間、かつお節をたっぷり入れただし汁を作る。油揚げを湯通しして油抜きし、細切りにした。それらを、電子ジャーにまとめてぶち込む。塩も醤油も入れない。ただ、出汁と油揚げの味のみ。
食べてみた。キツネが喜びそうな味だった。なんとなくだが。
私好みの味でもあった。単品でいくらでも食べられる、というわけにはいかないが、白米にプラスアルファされた味覚が普通のご飯を食べるよりも食欲を増加させる。しかし猫は興味がない。
おかずは「こごみ」という「ぜんまい」みたいな山菜をついでに買ってきていたので、素揚げにして、塩を振った。
それだけ。こんなシンプルな夕食なのに、満足してしまう貧乏体質の私がいますよ。
去年初めて飲んだとき、こんな旨いビールは飲んだことがないと思ったシルクエビスだったが、今となってはイマイチに感じる。何でだ。
飲んでいたら RIAD ボードが届いた。酔っ払いなので作業できず、翌日へ持ち越し。
3/13 Sat. DVD ドライブ故障
※ SATA や SATA2.0 等と記述していますが、特に明記してなければ SATA は SATA2.0 を指していると思ってもらえると…
※ 理論値という言葉も同様に、転送速度の「有効速度 ( 80% 程度 ) 」は理論的には出せるはず、という意味だと思ってもらえると。
ケースをばらして RAID ボードを挿し、 HDD 4 台で RAID1+0 を構築。 M/B の BIOS でデバイスの起動順をリムーバブルディスク、DVD ドライブ、RAID の順に変更。
Windows7 の DVD を入れて起動。いよいよインストールである。 ASR-2405 の BIOS 起動がやけに長いのは仕様。
しばらくすると、メディアを入れろと催促される。あれ、 Windows7 の DVD は入ってるよ?
ASR-2405 との相性で DVD ドライブを認識しなくなったのかと RAID ボードを抜いてみるが、メディアをシークしている様子がない。 Windows7 の DVD 裏面には傷などないし、まさかドライブが…
仮の OS をインストールしている eSATA をつなげて、 Windows7 を起動。適当な DVD を読み込ませてみるが、どれも認識しない。
ついこの間、 OS インストールしたから、その後壊れたか。なんてピンポイントなんだ。
うつむき加減に TWO TOP に行って DVD ドライブ (LG SuperMulti GH24NS50) を購入してきた。
また散財……
それにしても、昔は、 DVD-RW ドライブの前身とも言える CD-RW ドライブといえば 5 万はした ( ものによっては倍 ) 。私が初代 CD-RW ドライブを購入したときで 3 万強、 2 代目となる DVD-RW ドライブが 1 万弱、それが今は \3,600 で買える。スゴスギ。
家に帰って取り付けようとしたら、ドライブの端子が SATA でビビった。 IDE じゃねーのかよ。
普通に考えれば SATA のドライブがない方が不自然なのだが、今まで SCSI と IDE しか使ってこなかったので、 SATA のドライブがあるということを考えたことすらなかった。 SATA はほとんど HDD 専用かと…
だが、問題はない。 P7P55D に SATA コネクタなどは腐るほど空いている。 黒っぽい SATA_E1 コネクタは eSATA で利用するっぽいので、使わない方が良さそうだ。 その下の SATA1 コネクタに接続。
RAID ボードを挿したまま、 OS インストールできた。
ベンチマーク
- 旧環境である Pentium4 と RAID0+1
- RAID ボードが届くまでのツナギの環境である Corei7 と SATA 1 台
- 再構成後の環境である Corei7 と RAID1+0
上記の 3 つの環境でベンチマークを取ってみた。
A. Pentium4 + FASTTRAK S150 TX4 (RAID0+1)
| 【M/B】 | ASUS P4P800-E DELUXE |
|---|---|
| 【CPU】 | Pentium 4 3.20EG Socket478 BOX |
| 【MEM】 | DIMM DDR SDRAM PC3200 512MB CL3 × 2 |
| 【VGA】 | MATROX Millennium P650 |
| 【RAID】 | PROMISE FASTTRAK S150 TX4 ( RAID0+1 ) |
| 【HDD】 | Maxtor MaXLine 250GB × 2 と Hitachi 250GB × 2 の 計 4 台 |
| 【OS】 | Windows XP Professional |
FastTrak S150 TX4 では、旧規格の SATA ( 150 [MB/s] 。今は倍 ) を 4 台まとめて接続できるが、 RAID0+1 で組んでいるので、 2 台のストライピングと同じスピードになる。
SATA 並列書き込みの転送速度は 150 [MB/s] の 2 倍の 300 [MB/s] だが、 33MHz PCI バスの転送速度 133 [MB/s] がボトルネックとなり、有効速度の理論値は 133 [MB/s] で打ち止め。
平均すると、以下のようになる。
| Read | Write | FileCopy | 有効速度の理論値 |
|---|---|---|---|
| 86,192 [KB/s] | 42,317 [KB/s] | 9,763 [KB/s] | 133 [MB/s] |
Read ですら、理論値の 63% しか使っていない。この RAID ボードなら、 4 台でストライピングしたときに、 PCI バスのボトルネックに引っかかるかどうかと思われる。
B. Corei7 860 (SATA 1台)
| 【M/B】 | Asus P7P55D |
|---|---|
| 【CPU】 | Core i7 860 Box |
| 【MEM】 | DDR3-12800 2GB × 2 |
| 【VGA】 | ASUSTeK ENGTX260 ( GeForce GTX 260 ) |
| 【HDD】 | Maxtor MaXLine 250GB 1 台 |
| 【OS】 | Windows 7 Professional 64bit |
SATA2.0 の転送速度は 300 [MB/s] で理論値も同じ。だが、実際それほど速度がでるわけもなく。
平均は以下の通り。
| Read | Write | FileCopy | 有効速度の理論値 |
|---|---|---|---|
| 48,398 [KB/s] | 22,131 [KB/s] | 1,523 [KB/s] | 300 [MB/s] |
A 環境 ( HDD 2 台で RAID0 ) の結果と比較すると、 Read も Write も約半分になっているのが分かる。このベンチマークが HDD 1 台での速度なのだろう。 Read は SATA2.0 ( 300 [MB/s] ) 理論値の 15% 、 Write は 7.2% にしかならない。
FileCopy は A 環境 ( HDD 2 台で RAID0 A ) の方が 6 倍ほど高くなっている。 FASTTRAK S150 TX4 の価値は FileCopy にしか見出せない。ソフトウェア RAID でも同じような結果は得られるだろうから。
B 環境は単純に SATA 1 台の速度を計っているが、ソフトウェア RAID などでストライピングをしたとしても、 HDD の台数が少ないと、 SATA 1 本分の有効速度の理論値にすら、迫ることができないような気がする。
ベンチの Read で計算すれば、 6 台束ねてようやくか。 CPU 負荷を考えるとやってられないなと思う。
ちなみに 4 台でソフトウェア RAID のストライピングを試したら 600 [MB/s] が出た……夢をみた。
ネゴトは寝てから。
どうでもいいが、 1000MB の場合の Draw ベンチ Rectangle が異常に高すぎる件が笑える。
C. Corei7 860 + ASR-2405 (RAID1+0)
| 【M/B】 | Asus P7P55D |
|---|---|
| 【CPU】 | Core i7 860 Box |
| 【MEM】 | DDR3-12800 2GB × 2 |
| 【VGA】 | ASUSTeK ENGTX260 ( GeForce GTX 260 ) |
| 【RAID】 | ADAPTEC ASR-2405 ( RAID 1+0 ) |
| 【HDD】 | Western Digital WD10EADS-M2B 1TB × 4 台 |
| 【OS】 | Windows 7 Professional 64bit |
P7P55D は 1 本しかない PCIExpress x16 バスをグラボに専有され、残る PCIe x4 バスにしょうがなく ASR-2405 が挿さっている。なお、 PCIe x4 の有効転送速度は 1 [GB/s] である。
一方、 SATA2.0 を RAID1+0 で 2 台並列に読み書きすることにより、転送速度 600 [MB/s] が理論値になるが、前のパターンとは逆に、 SATA がボトルネックとなり、 C 環境の理論値は 600 [MB/s] となる。 PCIe x4 で十分である。負け惜しみじゃないよ?
ちょっとブレが大きいんじゃないの? とりあえず平均すると次の通り。
| Read | Write | FileCopy | 有効速度の理論値 |
|---|---|---|---|
| 173,472 [KB/s] | 255,563 [KB/s] | 54,291 [KB/s] | 600 [MB/s] |
100MB 、 1000MB 、 2000MB の Read/Write を通してみると、 Read + Write の値が一定であることが見える。
ただの勘
良くは分からないが、 ASR-2405 では Read も Write も対して変わらない性能を発揮するのではないだろうか。 RAID ボードが高性能なだけにあり得る。
値の変化が激しい ( 下手したら倍になってる ) ので、とりあえず、最大値を叩き出した Write の 100MB を考える。
384,961 / 1,024 = 375 [MB/s]
これが 2 台のストライプなので、 4 台でストライプした日には、 750 [MB/s] のベンチになってしまうだろう。 4 台のときも、 PCIe x8 で動かさなくとも、 PCIe x4 ( 1 [GB/s] ) で十分対応できることになる。
また、最大値ではなく平均データの Write に注目したとしても 249 [MB/s] なので、十分速い。
ASR-2405 実測 Read/Write について
平均データの Read が 169 [MB/s] で Write が 249 [MB/s] となる。 Write に注目すると SATA 1 本分の 300 [MB/s] にも及ばないが、 2 台のストライピングで SATA 1 本弱の速度を得ていると考えると、かなり Good !
B 環境が Read 47 [MB/s] 、 Write 21 [MB/s] なので、平均 Read で 3.5 倍、平均 Write で 12 倍近い値を叩き出している。
PCIe x8 ではどうか
PCIe x8 は 2 [GB/s] の理論値をもつ。
これに ASR-5405 あたりで 8 台 の HDD で RAID0 を動かすと仮定すると、 SATA を 8 本束ねた速度が 300[MB/s] * 8 = 2.4 [GB/s] が理論値となる。
なお、 ASR-2405 の上位機種である ASR-5405 も PCIe x8 が最高速なので、 PCIe の方がボトルネックとなって 2 [GB/s] の速度が得られる。
ASR-2405 ですら、 2 台ストライピングして 375 [MB/s] が得られることが分かっている。
ASR-5405 の内部クロックは ASR-2405 の 1.5 倍の 1.2GHz 。単純に性能差を 1.5 倍として考えると、 2 台で 562 [MB/s] の速度が得られる計算だから、 8 台のストライピングで 2.19 [GB/s] くらいかな。
そう考えると、 ASR-5405 で HDD 8 台をストライピングして、なんとか有効転送速度の理論値に近づけるかどうかといったところか。
ASR-5405 の内部クロックがなんで 1.2GHz もあるのか不思議だったが、やっぱちゃんと考えて作られてるんだね。
本格的なハードウェア RAID ボードだけあって HDD ベンチは満足。 CPU も大分速くなった。
前回自作したときは 30 万くらいかかったが、今回は半分もいってない、と思いたい…
あと 5 年は持たせてみせる。
※ 忘れていたが RAID のブロックサイズはデフォの 256KB だった気がする。
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