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自作 PC への道 4

謝罪会見

お品書き

  1. 自作 PC への道 1 – パーツを取り付けるためにケースを穿つ
  2. 自作 PC への道 2 – 高速化路線 m.2 RAID に乗る
  3. 自作 PC への道 3 – HDD キャッシュ増大
  4. 自作 PC への道 4 – 謝罪会見 (いまここ)
  5. 自作 PC への道 5 – ベンチマーク (予定)

最後のパーツはメモリだ。速いメモリを選んでも体感速度はあまり変わらないようなので、 PC4-24000 (DDR4-3000) 以上でコスパの良いものを選ぶことにする。

Passmark ベンチでそれなりに値の良い Corsair CMU32GX4M2C3000C15 あたりがねらい目だろうか。PC4-24000 だが Read で 17,424 [MB/s] も出ている。 Corsair CMK32GX4M2B3333C16 16GB あたりだと 20,705「 [MB/s] オーバーだが、 1 枚で 350 ドルくらいするから論外だ。

Amazon を見るとメモリ 16GB × 2 枚組の相場は 43,000 円。 4 万まで下がったら買おう。今はメモリ価格が沸騰してるのでしばらく様子見するつもりだ。メモリ残数はそれなりにあるし、入荷予定とも書かれているから下がるだろ。

その夜 PC4-26600 のメモリが 43,000 くらいで売られたが、夕飯食べている間に売り切れた。悔しかったのでネットを探し回っていたところ、 CMK32GX4M2B3200C16 (PC4-25600) を 4 万円で売っている PC4U というショップを発見。

Passmark のメモリベンチだと Read 17,268 [MB/s], Write 12,834 [MB/s], Latency 23 [ns] となかなか良い。

どうせメモリは今が天井で後は落ちていくだけだと思うんだけど、徐々にしか落ちないだろうから発注した。

これですべてのパーツが揃った。あとは組み立てるだけだ!

週末になりパーツを組み込んだ。 PC の電源を入れると POST (Power On Self Test) という自己診断テストが走り、 Delete キーで UEFI を呼び出す。これが BIOS の呼び出しに相当する。

ちなみに UEFI (Unified Extensible Firmware Interface) ってのは最近のマザボに載ってる BIOS (Basic Input and Output System) の高機能版みたいなもの。細かな調整ができて扱いやすい BIOS と思えば良い。

ASUS (他のメーカーもそうかもしれないが) のマザボは USB メモリを刺していれば F12 でスクリーンキャプチャが取れるので便利。

いよいよ m.2 × 4枚で RAID 構築かあと感慨にふけっていたら、 UEFI 上で m.2 × 2枚しか認識されていなかった。

前ふり終わりw (笑いごっちゃねえ怒)

環境構築失敗 – 絶望編

言い知れない不安が暗雲のように広がっていく中で HYPER M.2 X16 カードの故障か m.2 SSD の故障かを切り分けるために UEFI 上で正常に認識している m.2 SSD のシリアルを控えて入れ替えたりしているときに気づいた。

[Hyper M.2 X16]:Due to CPU lane limitations for PCIEX16 slots, PCIEX16 slots running at X16 mode will support up to four M.2 devices, and PCIEX16 slots running at X8 mode will support up to two M.2 devices in M.2_1 & M.2_2.

意訳: X16 モードなら 4 枚刺しいけるけど X8 モードなら 1 ~ 2 スロの m.2 デバイスしか認識しないけん。それが CPU の限界じゃき、すまんぜよ。

PCIe スロットが x8 モードで動作する場合、 m.2 SSD は 2 枚しか認識されないという超驚愕の事実に意識が遠のいた。

そんな馬鹿な……神は……死んだ…… (厨二風)

何のために高額予算を組んでまでパーツを選んだと思ってるんだ! すべては m.2 RAID のためだろうが!

※ 2017.11.13 時点でこの情報はあまり出回っていないみたいで、検索しても出てこない。マザボや HYPER M.2 X16 のマニュアルにも載ってない。

CPU に 28 レーンの縛りがある以上、 1番目のスロットがグラボで x16 モードで動作すると 2番目のモードは x8 モードで動作することになる。

28 レーン CPU の現実的な PCIe 動作モード

  • グラボ (x16モード)
  • 拡張カード1 (x8モード)
  • 拡張カード2 (x4モード として使うなら SATA6G_5 ~ 8 が使えなくなる)

※ ということは、 Core i7 7800X + HYPER M.2 X16 の組み合わせでは m.2 × 2 スロットしか認識できない仕様になる。

グラボを x8 モードで動かせるなら話は別だが、 ASUS TUF X299 MARK 1 ではそのような設定はできなかった。かといって 2 番目の PCIe スロットにグラボを刺したらディスプレイが表示されないし、高速なハードウェアでもあるグラボを x8 に落としてまで使うのもなんだか微妙だ。

思いつく解決策は、 HYPER M.2 X16 をやめて別のカード (x8 モードでも m.2 × 4枚で RAID が組めるカード) を買うか、 Intel Core i9 を買うかになる。前者は 5 万くらい、後者は 10 万くらいかかると思う。

ちなみに HYPER M.2 X16 は PCIe × 8 モードまでしか対応してないっぽいのでもう 1 枚買って m.2 SSD × 2 枚を増設することもできない。

万事休す。

予算はランニングアウトしたので現実的な解としては 3 年後くらいに値下がりした時期を見計らって Core i9 を購入することだけ。くそったれ。

これ以上悩んでも仕方ないと、気を取り直した風を装って淡々と設定を行う。

環境構築

現実の PC 環境

種類 パーツ名 メモ
CPU Intel Core i7 7800X 28 レーンなのが悪いんだ
M/B ASUS TUF Mark 1 物理的に重い
グラボ Palit GTX970 PCIEX16_1 に刺す。 x16 モードで動作。 4GB メモリ
拡張カード HYPER M.2 X16 PCIEX16_2 に刺す。x8 モードで動作。 m.2 × 2スロットしか認識せず。ファンうるせえ
VROC Intel 600p Series SSDPEKKW256G7X1 2 枚で RAID 0
Optane Optane Memory 32GB D ドライブの WESTERN DIGITAL WD4002FYYZ と組み合わせる
予備 Intel 600p Series SSDPEKKW256G7X1 4枚買ったのに 2枚あまった。くそっ

裏配線でがら空きになった PC 内部をカラフルな LED が彩り、それがまた微妙に気分をイラつかせる。

気分転換にフルサイズのカメラをひっぱり出して写した。ちょっと和んだところで UEFI (BIOS) の設定を行う。

UEFI 設定

1. 表示言語を English から日本語にする

2. [EZ Tuning Wizard] – [OC] を選択


現在のシステム状態を次へ。


PC の使用用途は「日常的な使用」を選択。


「CPU クーラーのタイプ」の選択肢は「水冷クーラー」を選択。

3. [Advanced Mode] – [詳細] – [PCH Storage Configuration] を開く

[SATA Mode Selection] は「Intel RST Premium With Intel Optane System Acceleration (RAID)」にする。
PCIEX4_2 を使いたいので明示的に SATA6G_5 ~ 8 を Disabel にしておく。

4. [Advanced Mode] – [詳細] – [CPU Storage Configuration] を開く

[PCIEX16_3 and PCIEX4_1 Swith Function] は PCIEX16_3 を選択。
[PCIEX4_2 and SATA_5678 Swith Function] は「X4 mode」を選択。

8. [Advanced Mode] – [起動] – [CSM (Compatibility Support Module)] を開く

[Launch CSM] は Disabled を選択。

9. いったん保存して再起動

VROC 設定

[Advanced Mode] – [詳細] の下の方を見ていくと、 [Intel(R) Virtual Raid on CPU] という VROC が設定できる項目があるので開く。

以下のように設定して、 [Cleate RAID Volume] を押して RAID ボリューム (Cドライブ用) を作る。

設定項目
Name twoCards (皮肉)
RAID Level RAID0(Stripe)
Enable RAID spanned over VMD Controllers 無効で
Select Disks m.2 SSD × 2台を選択
Strip Size 128KB
Capacity (MB) デフォルトのままで最大容量になるのでそのままで OK

なお、 Optane は D ドライブでの運用にするため、 OS インストール後に設定を行う。

WINDOWS 10 インストール

Windows 10 で無料アップデートしたライセンスは、 Microsoft アカウントに紐づけられている。

つまり、 USB メモリに Windows 10 インストールメディアを作成しておき、上記のアカウントでログインすればライセンス認証されるということだ。

VROC 用のドライバーは同じ USB メモリに入れておくと便利だ。なのでおかしな日本語の「VROC と RSTe により Windows* 用ドライバー」に行き、「RSTe_AHCI_VROC_NVMe_Win_5.2.0.1215_2017.07.16.zip」を解凍したものを Windows 10 インストールメディアとなった USB メモリに入れておく。

Windows 10 インストール時に、上記ディレクトリを参照して、 Windows 8 用のドライバを読み込み、ストレージ選択画面で「最新の状態」に更新すれば VROC で組んだ RAID アレイが表示される。

あとは RAID アレイを選択して次に進めば OK。

Optane を D ドライブで使う

OS 起動後、 Optane を D ドライブで使う設定をしておくべきだ。というのも、私は一度失敗して、それ以降二度とインストールできなくなったからだ。最初のうちなら、 OS 再インストールもさほどダメージがない。

SetupOptaneMemory.exe をインストールした後、再起動したところ有効なメディアがない、みたいなエラーが出てた。

じゃあということで、 OptaneMemory のアプリをアンインストールし、 SetupRST.exe の方でインストールを試みたところ、進行度を示すプログレスバーがある一定のところで止まってしまい、進まなくなる症状がでた。

これは古いバージョンでも同じで、あるバージョンでインストールしたら致命的なエラーとやらが出た。

インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー (インテルR RST) に赴き、 SetupRST.exe をデスクトップあたりにダウンロードする。

インストール後、再起動して [Intel Rapid Storage Technology] を起動すると Optane Memory (32GB) と HDD が認識されている。

[パフォーマンス] – [スマート・レスポンス・テクノロジー] – [高速の有効化] をクリックするとどのようなキャッシュモードにするか表示されるので、「最速モード」にした。

微妙な状況になっているが、これで新しい環境が構築されたことになる。

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